2014年11月30日日曜日

阿蘇山が噴火

阿蘇の噴火はそれほど珍しいことではないのですが、今年の噴火はちょっと規模が大きかったようです。



帰国して羽田から戻る際に、一日違っていたら足止めか迂回する羽目になってました。



話が前後しますが、帰国しますた( ̄▽ ̄)





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昨夕の映像ですが、噴気の燃焼成分が高温で自然発火して見える「火炎現象」も続いているようです。(夕方暗くなってくると、映像上で見えやすくなるみたい)



マグマだまりのふくらみがそれほど大きくないらしいから、このまま収束していくんじゃないですかね。



ライブカメラ(RKK 熊本放送)











2014年11月29日土曜日

ねえねえ誰か教えてよ

700億円と一票の格差


どちらも安倍首相が国民に迷惑をかけている事柄です。
さて、先日慶応大学の学生が小学4年生の言葉として今回の選挙についての疑問をぶつけ、それが「成りすましで卑劣だ」と安倍君が逆ギレしたっていう事件がありました。ええ、逆ギレ、って書きました。どうみても逆ギレでしょ、あんなもの。
ネットを見ると賛否両論、マスコミは否定的なコメントが多かったような印象があります。


自分は、肯定派です。
大学生のやったことって、そんなにいけないことですかね。一国の首相が青筋立てて、「卑劣」と罵るほどの事でしょうか?
誰か被害を受けたのでしょうか。
今回の選挙について率直でまっとうな意見だと思いますけどね。


私には、700億円もの税金を、自らの立場を固めようという私欲で使う安倍首相のほうが極悪人に見えます。
私には、議員定数是正の約束しておいて、てんで守ろうとしない安倍君の方がよっぽど卑劣に見えます。


以下、その問題となった文章です。
大学生が今の社会を分析して書いたものとして読んでいます。


『しつもんです。
ぼくにはさっぱり分かりません。あべそーりはテレビで
「みんなに問い直すための解散だ」って言っていたけど、
もんだいは一体なに?
たしか議員さんの数が多いのが問題だってパパが言ってた。
でも本当に減らされちゃうのは学校の先生みたい。
渡辺先生だいじょうぶかなあ。やっぱり議員さんってエライんだ。
あとさ、アベノミクスっていうやつで、国のお金を増やすって言ってたのに、
ぼくのおこづかいは増えてないよ。パパもママも財布の心配ばかりで、
大好きな焼き肉も食べにいけない。でも、1回で700億円かかる選挙は
簡単にできるんだよなぁ。ねぇ、だれのお金なの?
ねぇねぇだれか教えてよ。あべそーり、政治家さん、テレビや新聞のみなさん。
約束って守らなくていいの?ムダ遣いしても怒られないの?
どうして解散するんですか?やっぱりこれも秘密なのかなぁ。


どうして解散するんですか?』


今となっては大学生がなんちゃって小学生として書いた文章という意識で見ていますので、小4が書いたにしては文体がおかしい、という疑問は私にとってはどうでもいい問題です。
私が思うに、「ねえねえ誰か教えてよ」という意見に対する答えをはぐらかす首相の姿のほうが痛々しいし、こめかみに青筋立てている人はよっぽど気に障ったんでしょう。
そのことだけ見ても、この大学生の社会分析は、非常に良いところをついていると言えます。


気に障っているのはあなたじゃなく国民の方だよって、誰か教えてあげてよ。






2014年11月25日火曜日

総合エネルギー計画進捗@熊本

水素化社会への取り組みついて熊本県では何か取りくんでいるのか、ネット上で調べてみたのですがいまいちわかりませんでした。
一応、県の部署に「エネルギー政策課」なるものがあります。
燃料電池車の普及促進のため、「熊本県燃料電池自動車普及促進計画(仮称)」を策定するための委員会が今年6月から始まっています。しかし、その議事録を探してみたものの、どこにもアップデートされていないようです。どの程度進捗があるのか、はなはだ疑問。

そのような中で知ったのですが、県が新エネルギー、省エネルギーの先進県を目指し2012年に策定した「総合エネルギー計画」というものがあり、先週その進捗が公表されていました。
策定水準が保守的で、およそ「先進県」を標榜するのは恥ずかしいレベルではあるものの、太陽電池の水準は想定以上の規模に進んでいます。





これは国の買い取り制度に乗っかった形で広がったもので、決して県が主導して広めたわけではありません。
そうでなければ、「九電による買い取り制度取りやめ事件」で大騒ぎすることはなかったでしょう。


自然エネルギーによる発電に関してよく言われる突っ込みとして、「発電安定性に対する不安」がありますが、通常の発電レベル以上の発電規模があればそんな不安はたちどころに消えてしまいます。
秋田県では風力発電に力を入れていて、2009年から発電だけでなく蓄電池などを含めた安定供給への模索(実証実験)を進めています。
さらに2011年には水素プラントまでも含めたプロジェクト構想が出来上がっています。
「次世代エネルギーパーク」が県に3か所以上あるのは北海道、秋田、愛媛、山梨です。力の入れようがわかるというものです。
熊本からは先進的な構想の「こ」の字も出てきていません。先進県を目指す、と標榜するならこういった戦略的な構想が必要です。
熊本県にはそういった方向のテクノクラートが不足しているのでしょうか、それとも既得権を守ろうとする抵抗勢力が強いのでしょうか。
ハイテク企業の立地が比較的多い県だと思いますが、県のお役所にはテクノロジーと社会の共生の仕方が分かっていらっしゃる方は少ないということです。いかにも残念なことであるよ。



以下、秋田県の取り組みです

「秋田県は2011年に策定した「秋田県新エネルギー産業戦略」の中で、風力発電や太陽光発電と水素プラントを組み合わせた実証プロジェクトの構想を打ち出していた(図1)。それに先立って2009年から、日本海に面した大潟村で風力と太陽光、さらに蓄電池を組み合わせた実証事業を開始している。水素を加えた実証プロジェクトも大潟村で実施する可能性がある。」





2014年11月23日日曜日

休日ちがい

昨日は一日中激しい雨で、雷もすごかったです。
そんな中、会社の同僚宅のパーティに呼ばれておいしいお酒を飲みました(・・・「鳥飼」ウマー;:゙;`(゚∀゚)`;:゙)
昨日知ったのですが、アメリカでもスマホに緊急情報(気象)が流れるようになっているんです。あちこちでアラームが鳴ってました。(昨晩はそれくらい激しい豪雨でした。)


今日は一転して雲一つない快晴です。気温も79°F (26℃)くらいあります。
アメリカは現在、日曜日(11/23)のお昼すぎです。
日本は月曜日の早朝ですねえ。・・・って、日本は月曜日休みやんかー!!






燃料電池車と水素社会

FCVというそうです。これはFuel Cell Vehicleの略。
先日、トヨタから「MIRAI」(ミライ)、ホンダから「FCVコンセプト」を公開しました。
どちらもデザイン的にはいけてません。特にMIRAIのフロントは「ダサすぎる」を、とおの昔に超えています。




トヨタの燃料電池車「MIRAI」



来年(2015年3月)にはこんなカラーバリエーションで発売予定。


今年(2014年12月15日)発売予定(上図一番左のコンセプトカラーである青黒ツートンは来年3月発売)ただし、納期はけっこうかかる模様。初年度販売目標は400台、世界で700台らしい。現時点で200台以上の受注あり。



ホンダの「FCVコンセプト」あくまでコンセプト。


さて来年市販予定のトヨタ「MIRAI」ですが、価格がまだまだお高いです。
国から補助金が出るので500万円くらい。地方自治体では100万円程度の補助金を出すところもあるので、400万ちょいで買えますが、それでもまだ高いですね。
ホンダは今回「コンセプト」カーの発表でしたが、実はすでに燃料電池車を出しています。
市販ではなくリースという形で、「FCXクラリティ」という燃料電池車を2008年に登場させています。さすがホンダですな。でもそのリース費用はバカみたいに高額。技術的に進んでいるのかどうだか正直判断できかねます。
さてこれらの燃料電池車、燃料は水素になりますが、これを補充するインフラが全然整っていません。
ホンダも先行して出した割には、「一応、先行したのは自分とこだからね」というエクスキューズのために出したとしか思えない。
トヨタが本腰いれたので、今回あわてて出した感は否めません。



ホンダの「FCXクラリティ」 最先端&希望の技術の車なのに外観は地味。日本で見たことない。ホンダの気持ちの入れ方もその程度。


給油ならぬ給水と呼ぶんですかね。マラソンみたいです。
さて、そんなまだヨチヨチ歩き状態の燃料電池車ですが、自分は期待を込めて見守っています。
燃料となる水素は、現状の「電池」の代わりとなる有力な候補じゃないかと考えているからです。
何が言いたいかというと、今、発電所が発電しても作られた電気はダダ流しです。このため余剰の電力を作らないように発電所側で発電量を制御しています。なぜなら大量の電気を貯める技術を人類は持ち合わせていないからです。
言い過ぎたかもしれません。実は小規模ながら大量の電気を貯める技術があります。
それは「揚水発電」
これは、余剰電力を使って水を高いところに運び、必要な時に下流へ流し、その際に水の力でジェネレーターを回して電気に変えています。これは電気を一旦位置エネルギーに変換することによって貯めることができるのです。


余剰電力を使って水素ガスを作って貯蔵する、「Power to Gas」という技術は目新しいわけではありませんが、まだ世界中で開発中の技術です。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1410/29/news025.html
自然エネルギーの利用を広め、危険極まりない原発を棺桶に葬るうえで大切な技術です。


「水素社会」を身近なものにするという意味での、今回のこの燃料電池車登場には大いに期待をしています。


燃料電池の仕組みはココ
http://www.jari.or.jp/portals/0/jhfc/beginner/about_fc/index.html




2014年11月22日土曜日

タカタのエアバッグ事件

タカタといえば、かなり悪名が高くなってしまいましたが世界的に高いシェアの持つ自動車の安全用パーツ(シートベルト、エアバッグなど)のメーカーです。
普段はエアバッグのメーカーを気にすることはありませんが、それがもとで事故が起こり死者が出たとすれば話は別です。
しかも日本のメーカーなので、世界中の人がその名や出自を聞けば、その製品に対してはメードインジャパンのクオリティを期待します(普通は)。


今アメリカではその名が悪の権化になっています。
昨日の朝、CNNではそのタカタ製のエアバックによって亡くなった方(女性、24歳)の姉が妹の死を悼む証言をしていました。乗っていた車はスバル インプレッサだそうです。


実は秋ごろから世界中でタカタ製エアバッグによる被害が出ていることに対する社会の注目は高くなっており、上記以外の死者もでています。
ニュースの注目度で言えば、日本メーカーの不祥事なのに日本ではあまり大騒ぎされていませんでした。
中国の食品偽装問題で日本人が被害を受ければ大きく報道されて、「中国製品はだめだ」と言う話になります。
この一件で、「日本製品は地に堕ちた」とは言われない、などと誰が言えるでしょうか。
日本人も身内には甘いんですね。でも、それはいわば「過保護」です。
世界で戦っていくうえで、「過保護」は何の得にもならないばかりか世界で戦っている日本人の足を引っ張る行為です。


日本の競争力が落ちているというのは実感として感じます。それは人件費に見られるコスト競争力による影響が大きな部分を占めていると思っていました。
今回の事件の背景にもコスト削減の余波を感じますが、どちらかというと企業モラルの比重が大きいと思います。
企業の意識次第で防げた事態で競争力を失う、つまりこれはモラルの低下で非常に深刻なことだと思います。
個人的に、タカタ社はこの先、世界で生き延びることは難しいと感じています。
(こんな会社が存続するのは信じられません。)


この製品を使っている多くの車は、早めにリコール対応するべきでしょう。
最近、ホンダ車がリコールが多くて評判を落としている、という話を聞きますがリコール隠しするよりよっぽど企業モラルが真摯である証拠だと思います。むろん、リコールが発生しないよう製品品質には細心の注意を払うべきですが、完璧な工業製品は存在しません。
タカタが、そしてこれを扱っている自動車メーカーが、この事件に関してどう対応していくのか、後手後手になるのか、真摯に先手を打ってくるのか、注目していきたいと思います。




2014年11月21日金曜日

国政選挙@2014

日本の議会(衆議院)が解散したらしいです。ってことは選挙ですか。そうですか。
今回の選挙、争点がわからないです。
何かすごく揉めている事案があったんでしょうか。
消費税増税は3党合意だったような記憶がありますが、ここに来て野党が反対したんでしょうか。それなら民主党はダメダメですね。自民党も延期するとか言ってませんでしたか。


をいをい。 ・・・ということは別なことが争点だったんでしょうか。
もしかして信任投票ですか。はたまた、ここの所続いた政治と金の不祥事隠蔽ですか。
選挙ってお金使いますよね。3党合意の際の議員削減の約束とか、果たされたのですかね。
たしか、一票の格差問題も解決してませんよね。


ばかばかしいにもほどがあると思うのですが、前回自民党、安倍を選んだ人の責任ですよね。
責任とれよ、自民支持と選挙区の人。っていっても、もろ手を挙げて賛成なんだろうなこの人たち。


こういう人たちに対して大変な憤りを感じます。奥歯がぎりぎり鳴りそうですよ。








2014年11月16日日曜日

訃報:徳大寺有恒さん

先週、徳大寺さんが亡くなられました。



車好きならずとも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。



自分は、BC誌で連載中の「俺と疾れ!」くらいでしか、今ではその意見を知ることは無かったけれど、同じくBC誌に記事が載る三本御大ともども、車好きにはとても参考になる御意見を持っておられる方でした。
車に限らす、ジャーナリズム、ということに真摯に向き合っておられる日本では稀有な方だったと思います。



11月10日発行のBC誌を見ると、スバルのこれからについての話の中で、新型レガシィアウトバックに試乗してみたい、乗ったらレポートしますなんて、とても病気で亡くなられるなんて思いもしない感じでした。
74歳とのこと。まだまだお亡くなりになるには早すぎます。



BC誌によれば次号発行分(11月26日発売分)までの原稿はもらっているそうです。次号は追悼記事がわんさか盛りだくさんのBC誌になることでしょう。
日本の「ジャーナリスト(を標榜される)」の方々に、徳大寺さんの姿勢を理解してほしいと思います。





 ご冥福をお祈り申し上げます。