2017年7月31日月曜日

颱風「奧鹿」(ノルー:5号)2017 その1

 


この目、やばい。


2017年7月の颱風発生数は8個で1971年以来の過去最多記録になりました。
現在日本に近づいているこの颱風。31日の21時過ぎの時点で中心気圧が930hPaになっており、ご覧の通り目もくっきり。かなり危険な颱風になっています。
発生から10日くらい経っているので、長寿台風としても記録的になっていて、これまでかなり迷走して来ました。
なにやら記録づくしの颱風と言えます。しかし、災害や事故の記録はつくって欲しくないです。
今後の進路ですが、まだはっきりしたことは予想が難しいようです。
31日21時の予報では下のようになっており、昨日の予報に比べると、本州の西側から九州方面へと、徐々に西よりの方向に進みそうな気配です。
今後の予報に十分注意が必要です。



2017年7月30日日曜日

日本は慢心してないか

上海の地下鉄で、車両丸ごと語学学校のものらしい広告で埋められているのを見ました。
日本語の夏期講習はもちろん、日本留学の案内もありました。
日本に住んでいると、とかく近隣国へのディスりや、あからさまな嫌悪感をあおる風潮が目立ちます。アジアの中での孤立主義という風に見えますし、過去の大戦で日本が行っって来たことに目をふさいでいる、現実の歴史を直視できない風潮を悲しく思います。
 
しかし、中国でそういう場面は多くありません。
むしろ、下のように日本に誘う広告も少なくありません。
上海という土地柄もあるのかもしれませんし、自分が中国人の本音を良く知らないだけかもしれませんが、日本を訪れる中国人観光客は近年やや頭打ち傾向はあるものの年々増加していることは事実です。
国同士ももちろん、人同士の関係においてさえ、お互いのリスペクトが一番大事なことです。
中国には日本製品に限らず海外製品のコピーが多いですが、技術後進国はそうすることが当たり前で恥じることではないでしょう。それだけ日本製品に対する憧れが少なくないことの証左だと思います。これは、リスペクトに通じる想いだろうとおもいます。
習字や模写は技術習得の基本です。日本人も他人のことをとやかく言える身分ではありません。
 
つらつら考えていくうちに、日本には過去大戦時に近隣国に対して抱いていた感情が変わらないまま残っているように思えてきて、恐ろしくなりました。
  









2017年7月29日土曜日

中国旨い飯ツアー その2


 
2か月に渡って滞在が続いていた上海ですが、いよいよ佳境に近づいてきました。
この時期(6~7月)の上海は初めてですが、とにかく雨に泣かされましたね。
そして7月に入り夏本番。先日(7/22)は気温40度越えしていました。
中国で猛暑、酷暑といえば重慶、成都、というイメージでしたが、上海も激しいです。
暑い夏を乗り切るためにはやっぱり「食」でしょう!
ということで、上海の食事シーンをいくつか紹介。
 
 


中国の鍋といえば「火鍋」(フオグォ)ですが、上の写真のようにお一人様用みたいな小さな鍋のスタイルは初めてでした。こういう鍋だと一人でもお店に入りやすいですね。
上のように複数人数で行って、いくつかのスープを試すのもまた楽しいです。




とある暑い日の夜、東湖路にある「上海ブリューワリー」という、シャレオツなビアバーに行きました。最寄の駅は地下鉄1号線の陝西南路駅。駅を出て淮海路を西に進み、東湖路に入ってほどなく右手にあります。店員さんは英語が通じます。



会社の先輩に連れて行ってもらったんですが、以前は近くの東平路にあったらしく、先にそっち行って迷子になりかけました。東平路のお店は昨年暮れ?に閉店したらしいです。
上海で作っているクラフトビールが飲めます。旨かったです。




迷子になった際に体力消耗したので、料理を頼んだらすげーボリュームで持ってきました。
二人で全部食ったけど。





さて、こちらはまた別の日に「小龍蝦」(シャオロンシャー)を食べさせてくれるというのでヒョコヒョコ付いていきました。まずは皮蛋豆腐。これがなかなか、ウマーです。



さぁ、これが小龍蝦。上海の夏の風物詩、と言ってもいいらしい。(上海限定ではないらしいです。)




見た目はアメリカなんちゃら、です。
このお店の味付けは、すこーしカレー風味。クミンとターメリックを使っている感じ。
味付けは絶妙に旨かったです。
ただね、食べるところが少ないです。全長7~8cmくらいですが、食べれるところは3cm位。
薄~いエプロンと手袋を装着し、戦闘開始。 ひたすら無言で食べまくりました。




完食! 小龍蝦以外に、セロリとトッポギそのままのお餅が入ってました。



食べられる前の姿。(お店の前にあります。)これじゃまるで日本の縁日ですやん。










2017年7月28日金曜日

中国の自転車シェアサービス


もしかしたらこの話題は何度か書いたかもしれませんが、中国では自転車のシェアサービスが急速に拡がっています。
そういえば、少し前に書いてました。「レンタルサイクル イン上海 」 
内容は丸かぶりですが、写真がなかったので改めて書いてみます。

中国の街中でカラフルな自転車を見かけたら、それはシェアサービスの自転車です。



上海の街中の風景。
サドルの後ろにQRコードがあり、スマホのアプリを通して確認すれば開錠できます。
1時間1元(16~7円)くらいです。


 
一部のシェアリング自転車のタイヤはチューブレスです。
こういうのを積極的に取り入れるところは先進的だとおもいます。
写真はありませんが、緑色の自転車でバッテリーとモーターのついたものも、今年になって良く見かけます。
これは少しお高いらしいですが、2~3元くらいかな。
バッテリーが途中でなくなっても、こげばいいのですが、いつ誰が充電しているのか、謎です。
回収している場面を、まだ見たことがありません。

 


さてこちらは普通の自転車ですが、後ろは片手もちアームになっており、チェーン駆動ではなくシャフト駆動になっています。ブレーキは前後共にディスク仕様。
シャフト駆動は自転車自体の重さが増えるだけですし、
ディスクブレーキはブレーキの利きとしては、普通のドラム式に比べ弱いので、なんのメリットがあるのか、さっぱり分かりません。
中型のバイクには、こういう形はありますが、、、自転車で真似してもねえ???

2017年7月27日木曜日

北京から上海へ

上海出張中でしたが、さらにそこから北京へ出張。
その帰途に、少々寄り道した話の続きです。
この移動は土曜日だったのですが、観光客はそれほど多くありませんでした。


天壇公園を後にして、地下鉄で北京空港に向かいます。いやーしかし暑い。
来たときに降りた天壇東門駅です。




北京の地下鉄のホームにもゲートがあります。日本はまだまだ普及が遅れています。




北京地下鉄路線図。
昔に比べて随分と路線が増えて広がったように思います。



地下鉄の当日用乗車券。
片面には簡単な路線図が書いてあります。乗り換えする場合は便利。




地下鉄の当日用乗車券。
反対側には注意事項と銀行の広告。
ちなみに乗車券は、ホームに入るときはゲートの磁気読み込み部分に当てるだけ。
ホームから出るときは差込口に入れるだけ。



地下鉄5号線の天壇東門駅から崇文門駅で2号線(環状線)に乗り換え、東直門駅で空港線に乗り換えます。空港線は別料金システムで乗車券も違うので東直門駅で買います。
上の写真では一番右が空港線専用のチケット自販機。左側は地下鉄のチケット自販機です。



空港線の乗車券片面は路線が書かれてあります。逆時計周りで東直門、三元橋の次が北京空港ターミナル3、その次がターミナル1,2です。



空港線の乗車券の反対側は空港線の車両と空港がデザインされています。




空港にたどり着きました。東直門駅から空港ターミナル3までは40~50分くらい。
夕方の便ですが、お昼ご飯を空港で食べようと思って少し早め(お昼少し過ぎくらい)に到着しました。



が、自分の便を探すと・・・「Cancelled」ってなんじゃー



よく見ると午後の上海虹橋便は全てキャンセルになっています。
これはただ事ではない。

ともかく、画面に表示されていたカウンターに行ってみると、「ここじゃなくあっち」と言われ、むかっ!それなら、最初から画面で正しいカウンター表示しておけ!
指示されたカウンターに行ってみると、長蛇の列。
一気に気持ちがしぼんでいきましたよ。
ともかく並んで、自分の番が来たのですが、カウンターのお兄ちゃん曰く、
「今日の上海便はもう無いぜ、ベイベー。」
「・・・」
俺にどうせいっちゅーねん。

「どうしても上海に戻らなければならない。」と言うと、
「明日の朝2(8時半)の飛行機しかないぜ!」
「・・・」(1分くらい)
「んじゃ、その飛行機に乗るから手続してくれ。」そう言ったら、明日XXのカウンターに来いと、便名と時間が書かれた紙を渡されました。
聞いてみたら、大雨のせいで、この日の午後の上海への飛行機は全てダメになったようです。
あとで、(そういえば北京~浦東間の飛行機は可能性があったのだろうか?)と思ったりしたのですが、空港内のモニターで見るとこちらも飛べなかったようです。
ほうほうの態でカウンターから離れて、北京の同僚に電話を入れてホテルの手配をしてもらいました。



臨時に確保した、北京の街中(空港線沿線近く)のホテルから見た風景
ともかく疲れました。。。



明けて翌朝。




ホテルそばの川で朝から釣りを楽しむ人々。

実は翌日の飛行機も順調ではなく、チェックインして出発ゲートまでは行けたのですが、そこで待たされること4時間。飛行機が北京空港を飛び立ったのはお昼くらいでした。
上海に着いたのは夕方・・・
疲れました。

2017年7月26日水曜日

「丁寧」という日本語について

今は議会の季節ではありませんが、海外で放送しているNHKでも議会中継を見ることが出来ます。

閉会中審査とやらで、正式な議会スケジュール中に審議できなかった事案について、議員の合意のもとに閉会中でも継続して審議できる取り決めがあるのですね。
法案が時間切れで廃案になる話はよくありますが、継続審議になる法案もあります。
法案によってはこういった閉会中審査や、次回の国会スケジュールで審議が継続されるのでしょう。


現在行われているのは、日本を代表する総理大臣の安倍君に釈明の機会を与えるためです。
先ごろ行われた都議会選挙で自民党が大負けしたのは、安倍君やその取り巻きが調子に乗りすぎて多くの国民に愛想をつかされつつあったからではないかといわれています。
彼の政治家としての本命議案である「憲法改正」を決めるためには、何が何でも国民の不支持を払拭する必要があります。

ニュースで一部分しか見ていませんが、語り口だけは「丁寧」になっていますが、実体がありませんでした。
あいかわらず口ばっかり。
これは、これまでの彼の政治姿勢と変わらないように感じました。
丁寧、という日本語の意味が変わったんじゃないかと錯覚しそうでした。

話はそれますが、このブログではさんざん言ってきましたが、「アベノミクス」というのも、実体がありませんでした。(と、私は感じていました。)
たまたま政権交代の時期と世界の情勢の変化がシンクロしただけです。
せいぜい、日銀の黒田君があがいただけで、安倍君は何もやっていません。
少し前に安倍君が何かの場面(国会だったかな)で、「印象操作」という言葉を連呼しているシーンを見かけました。
彼こそが、彼自身がマスコミに圧力をかけて進めて来た印象操作の上に胡坐をかいていたので、随分と皮肉なことが起こったものだと感じました。彼自身に身に覚えがあったことなので、過剰に反応したのでは?と思うくらいでした。
もり、とか、かけ、とか、ソバ屋じゃありませんが、彼のお友達が希望する学校設立、学部設立に便宜を図った疑いが出ています。もちろん、記録に残すような愚かな真似はしないように、配下に「忖度」させて実行していったようにおもいます。

今の閉会審査はこれに関する参考人を招致して、この疑いに迫るのが大きな目的ですが、出てくる人は安倍君と同じ感じで、なにやらだらだらと核心に迫らない話しですっきりしません。
自分は安倍君が好きになれませんが、その理由は、ナショナリズムを煽るスローガン、かけ・もりだけでなく日本会議といった右の取り巻き、日ごろの右よりな言動だけでなく、このなんだかよくわからない実体のなさに起因しているように思います。
もちろん、世論調査を見る限り自分のような印象を抱いているのはごく少数派です。



 

2017年7月25日火曜日

塘橋公園散歩

7月に入って梅雨が明け、上海は夏本番です。
雨のせいで週末の散歩できなかったのですが、久しぶりに川沿いの遊歩道を歩いていたら通行止めになってました。
 




なにやら工事中。
この写真の手前に歩行者用の橋があります。



橋の途中から。



仕方ないので、コースを変えて別の公園に行きました。
塘橋(タンチャオ)公園。




公園の中に池があります。釣り人もけっこういました。



写真では静かな雰囲気ですが、大通り(東方路)沿いなので、察してください(苦笑





公園を抜けて道を歩いていると、緑色のPOSTがありました。
緑色か!
形は日本のそれとクリソツ。
収集時間などの情報説明のところにQRコードがついているのは、いかにも現代っぽい。

2017年7月24日月曜日

北京飯

上海出張中でしたが、さらにそこから北京へ出張。
北京での食事風景です。
 
 

北京のホテルの朝ごはん。
まあ、海外ならどこも同じような感じになりますね。中国だからと言って特別ではないです。
ビュッフェスタイルなので何でも選べます。中国のホテルも少しいいところになると中国粥とか、日本食(ご飯、味噌汁、納豆やのりなど)も並びます。
ただ、自分は中国のホテルの朝ごはんで、豆乳(トオジャン)とか中国粥はあまり食べたことが無いです。無論、日本食なんて絶対選ばないです。なんでわざわざ海外で、日本食を食わねばならん?と思ってしますからです。





烤鴨(ガオヤー)です。
まぁ、分かりやすく言えば北京ダックです。鴨(カモ)じゃないよ、アヒルだよ。



昔、プライベートで北京旅行したときに王府井の全聚徳で食べた北京ダックより、3倍は旨かった。
皮ぱりぱり。肉ジューシー。左右の小麦粉で作った皮に、ダックと野菜とタレ、好みに応じて香菜などを包んで食べます。やば~い、うま~い。



これはアヒルの肝臓。見た目グロテスクですが、まずくは無いです。
分かりやすく言えば、フォアグラです。
高級らしいけど自分にとっては、ガオヤーほど感動するシロモノではありませんでした。



さてここからは、別の日の夜に仕事場の近くにある一般的なお店で食べた夕ご飯。
どれも旨い。そして食べ過ぎて太る。困る。



辣子鶏(ラーツージー)
中国ならどこでもある、鶏肉料理。とても普通過ぎる料理なので、お店毎にアレンジが変わることもあります。見た目ほど辛くなくて美味しいです。ビールや白酒が進むこと、進むこと。



私が愛してやまない水餃子。
中国の同僚には、私が「水餃子超大好き人間」であることを強~くインプットしておきました。
この日にあった仕事のウサは、この水餃子一両ですっきり晴らせるよ。

2017年7月23日日曜日

天壇公園その3

上海出張中でしたが、さらにそこから北京へ出張。
その帰途に、少々寄り道した話です。


さて駆け足(?)で天壇公園内を巡り、本来メインで見るべき「祈念殿」などを遠くから壁越し、門越しに見るだけという、まさに「寄り道」。
皇穹宇の門から北の祈念殿を眺めました。この日は天気も空気も良くて、眺めが素晴らしかったです。





 
具服台の後ろから見た祈念殿。
 
 



以前プライベートで旅行したときに見た紫禁城も壁は朱色でした。
この壁と壁の色を見ていると、映画「ラストエンペラー」の場面が強烈によみがえります。



再び長廊。




長廊の屋根(瑠璃色と白)がキレイです。



長廊の長い部分を一画面に入れてみました。



長廊の内部。



長廊の屋根内部。



天壇公園の単なる入園だけ(祈念殿などには入れない)の料金は安いので地元の人も憩いの場にしているようです。
中国将棋をやっているおっさんグループが何組もいました。
写真は取ってないけど、それ以上にトランプをやっているおっさん&おばさんがすげー多かった。




長廊の角の屋根には孔子と動物たちが並んでいる飾りがあります。
中国の建物あるあるですね。日本でも孔子廟の屋根には必ずありますね。
そういえば、韓国でも見たな。