先日KDDIが携帯電話auの基本料金値下げを発表しました。
その名も「誰でも割」
href="http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0719/besshi.html">http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0719/besshi.html
半額、といっていますが正確には、
MY割や「年割+家族割」といった基本料金割引プランを使っている人は、利用年数に関わらず全ての人がそのプランの最大割引率(50%)になる
ということです。
自分は今年1月にナンバーポータビリティを利用してドコモからauに乗り換えました。
ドコモではつながりにくかったり音声が良くなかったりした性能上の問題と、auの方が料金が安いというコスト上の
問題で乗換えを決めました。
実際に乗り換えて、性能上の問題は解決しました。
コスト上の問題はドコモではmovaで、auに乗り換えた際にドコモのFomaにあたるWINに契約したので正確ではありませ
んが、何故かmovaの時より月々の支払額は安くなりました。
ちなみにmovaの時は月々6000円を超えることはありませんでしたけど、WINになった今は5000円を超えることはないです。
1月にカカクコムで行ったシミュレーションでは
auだと月々の携帯利用額を3600~4300円、と見積もったのですが、現状ではちょうどのその上限前後で推移しています。
(ちなみにこのと
きドコモであれば4000~4800円という結果でした)
MNP契約とMNPを使わない単なる機種変更の差額、3780円の元を取るには料金価格差500円とすると8ヶ月かかります。
あと2ヶ
月以上このまま使い続けるならば、コスト上の問題も解決したことになり、NTT→auの決断は正しかった、と言えるでしょう。
ドコモにも(新)いちねん割引という基本料金が割引されるサービスがあります。
年々割引率が大きくなって11年目で最大25%割引になります。
自分の場合、最後には8年目で割引率22%で
した。
(現在は「ひとりでも割★」というのがあって11年目で50%割引になります)
ドコモユーザーだった当時、auにも似た制度があることは知っていました。
が、携帯の会社を変えること
はこの割引がなくなってまた一から始めなければならない、という誤解をしていました。
auの場合、マイ割(もしくは割)、というサービスがこれに相当します。
ドコモと違って1年目でいきなり3割
くらい割り引かれます。(36.5%)
携帯電話の基本料金はプランごとに分かれていて、プラン自体の(割引前の)基本料金はドコモもauも大きく変わりません。
初年度から割り引かれる率が決定的
に違うためauの方が安くなっています。
自分のケースでは、割引率でauに分があるため恩恵を受けています。しかし現時点でドコモで10年超使っていて「ひとりでも割★」で基本料金が半額になっている人
にとっては、差がないと思います。auだと無期限繰越になる点が有利でしょうか。
これら継続利用割引が、いきなり初年度から50%割引になる、冒頭で書いたauの「誰でも割」。
初年度は36.5%割引だったので13.5%割引率拡大です。
9月1日からサービス開始だそうです。
加えて自分のように「MY割」に加入している人は自動的に「誰でも割」に変わるそうなので申請の必要はありません。
明らかにMNPによる客の取り合い
をターゲットにしたサービスでしょう
ソフトバンクから端を発した利用料金値下げのレースは利用者にとって目先はうれしいことです。
ただ、(携帯)通信は電気とか道路とかと同じでいざという時の重要度が高い社会インフラでもあります。
企業が安さだけを追求して必要な投資を抑制するのであれば、自分(利用者)達で自分の首を絞
めている事と一緒じゃないかなぁ、と最近思うようになりました。
内容と結論が矛盾しているようですが、通信料値下げは歓迎だけど行き過ぎた低価格戦争は要警戒、ということを言いたいだけなのでご理解ください。
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