2015年9月10日木曜日

自然災害に対する気構え

関東の、ある直線状に分布した上空で、二つの颱風によって流れる風がぶつかり雲が湧き上がって長時間大雨が降っていました。
大雨の降った地域は鬼怒川~利根川の流域で、今日午後には茨城県常総市付近の鬼怒川の堤防が決壊。
NHKのサイトでは現在放送中の画面をWeb上で見ることができます。(4年前、台湾で同じように日本の映像を見ていたことを思い出しました。)
水量が多く、かなり激しく氾濫しているようです。
まだ何人か行方不明の方がいらっしゃるようですし、現在も各所で100人単位で救助を待っている方々が居られるようです。
眠れない夜になるかもしれません。何とか無事に救出されることをお祈りします。

50年に一度の大雨といいますが、こういう雨や災害は50年毎に来るわけではありません。
来年も再来年も、今回を上回る大雨が来る可能性はあります。
テレビや新聞などの見出しとして、耳目を引きやすいからといって週刊誌レベルの不正確で誤解を生む表現は出来ればしてほしくないですね。
4年前の地震で「~年に一度の大地震」というような表現を見たときにも、同じような思いをしました。
人は一時(いっとき)の災害なんて忘れやすいものです。振り返ったときに「昨年、50年に一度の大雨が来たから今年はもう来ないだろう」と思う人はきっといます。

自然を克服し絶対な安全を確保する、というのは人間にとって決してたどり着けない理想です。(それを求めて努力することは大事なことです。)
命は大事です。
何はなくても、難を逃れて助かることが大事です。そして自然を甘く見ないことです。

今朝、公表されていた氾濫警戒情報や土砂災害警戒情報


(この7時間後には越水、14時間後に氾濫)





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