2019年6月17日月曜日
6月17日、晴れ5時起床 17度。昨日が20度で温かだったので、17度付近はやはりやや冷える【更科日記 妄想膨らまし系平安女子ブログ】【疑惑だらけのホルムズ海峡事件】【暑中見舞い】【今宵は月齢が13.7明晩満月、もし晴れていれば、木星と土星がいと近ければ、いとにぎやかなる空に見ゆることならむ。】
6月17日、晴れ5時起床 17度。昨日が20度で温かだったので、17度付近はやはりやや冷える。
月曜・火曜まで晴れて水曜は雨の様子、いよいよ九州北部(鹿児島・宮崎以外の九州)梅雨入り宣言カウントダウンかな?
どうかなービミョー??
昨日読んだ、更科日記の感想です。
【更科日記 妄想膨らまし系平安女子ブログ】
図書館で借りた池澤夏樹編の日本文学全集3巻目に収められています。江國香織の現代語訳です。
江國香織自身、あとがきで書いていますが、(彼女が高校生の頃更科日記の作者を。「すがわらたかひょめ」、と思っていたらしい)
菅原孝標女(とかいて、すがわらたかすえのむすめ)です。
平安時代の女性の格は高かった、の先日書きましたが、名前は彼女のように、父親が高名であると、実名は残りません。
彼女の叔母にあたる、蜻蛉日記(かげろうにっき)の作者(藤原道綱の母)も同じくです。叔母は旦那さんより、息子の方が有名だったので、~~の母と呼ばれ続けました。
孝標女は更科日記にも自身が書いていますが。源氏物語にハマって、いずれイケメン貴族が声をかけてくるんじゃないかと夢見ているうちに、平凡な(失礼)橘俊通と結構し、彼の出世を夢見ているうちに、遠国の国司のような仕事じゃないと良いのにと、現実的になったり、しているうち、旦那が信濃の国司になって、彼女の父のような自身が生まれた上総(今の千葉)や常陸(茨城)ほど遠国でなくてよかった。と思っているうちに。
夫が1年ほどで戻ってきて、やれやれと思ったのもつかの間、戻って来て間もなく亡くなってしまいます。。。
本当に、ごく平凡な、平安女子の日記(実際は、彼女が50を超えたあたりで振り返って編纂した自分の10代~50までの記録)
更科日記というと、土佐日記のような、紀行文(旅行記)だと思っていたんですが。先日のNHKの歴史秘話ヒストリアをみて、違うことに気づかされました。。。
ほんと、ブログをつらつら続けてまとめました、的な、特に「落ち」の無いような日々の姿や思うことを、平安女性なりにセキララにかいてあります。ブログ本?
ほんとにセキララ、グダグダに過ごしてきて。「あぁ、これではいけないんだわ」と時折思い直し。仏様神様頼りになってやや真面目にお勤めをしたりするんですが、長くは続かない。。。
「なんてだらしない・・・」、でも、「普通あるあるだよね」、と妙に庵っ得してしまう、至って不真面目な展開が続きます。(多分、読んでいる私も、さほど真面目じゃないのでしょう苦笑)
でも、あぁ「平安時代」はこんな自由なのか、現代と少しも変わらないじゃん、「優雅で、自由、ビバ平安!」ということを改めて理解できる貴重な本だと思います。
特に高尚なことを書いているわけではありません、本当に平凡な人生の振り返りです。
合間合間に挿入されている和歌や、不思議体験には、ちょっと感動してました。だからこそ、面白いとかんじたのでしょう。
紀行文と思っていたのに違いましたが。彼女が父親の勤務で上総(今の千葉)に下向中に生まれ育ち、彼女が京にもどりたい、と熱心にねがった事が叶ったのか?父が京勤めに戻ることになった際の、13歳の時上総から京までの記録部分(更科日記の序盤)は一種の紀行文です。
更科日記のハイライトといってもいいくらい、感情がみずみずしく表現されていて。彼女の溢れる物語愛に満ちています。
読んだのは現代文訳ですが、古文のオリジナルをネットで拾い読みしても、江國香織が、本当にオリジナルの雰囲気をそのまま残した形で現代語訳しています。
以前、紹介した同じ日本文学全集8巻の、町田康訳の宇治拾遺物語ほど、脚色はありません。こっちも超面白いですけど。
むしろ本人の期待と裏腹にスイスイとうまくいってない孝標女の日記を、非常にスイスイ読み進んで、実際、車の充電時間、3時間ほどで読み上げてしまいました。
人の日記を読むというのは、思えば他人の人生をトレースすることになります。
ただ、孝標女は、あまりにも、自分に重なるところが多多ありすぎて共感し、読んでいるこちら側、自分の人生も振り返っていました、の作品でした。
ただ、自分は、そこまで妄想膨らますことはなく、夢見がちに人生に期待しながら生きてこなかったので、彼女ほど、ふと思いついたような善行を積まなきゃ、と思うところも少なかった。
そもそも、おもいつきの善行が何程のことになるのか、と考えるので、その部分は彼女より冷めているでしょうねー。
これは時代と言うより、男と女の違いかもしれません。
彼女の結婚前の姓の「菅原」、先日行った太宰府天満宮は「菅原道真」を祭っています。
調べると、菅原孝標って実は、、道真の5代後の子孫。曾孫の子(は玄孫、)、その娘なので、彼女は6代目になります。来孫?
加えて、叔母が藤原道綱母(日本3大美人の一人と言われています。)なので、文筆系のエリート家系と言ってもいいんじゃない?
でもこの日記には、その辺はあまり触れられていませんが。日記中でてくる和歌はほのかにいい感じがします。
NHKでも言っていたように、彼女自身、文筆系(物語そのもの)を好きすぎて、出世の道具として趣味から仕事としてしまった(とはいえ、大して出世してないのですが)後ろめたさが響いているのかもしれません。
本来、好きなことを仕事にできるなんて、素敵だと思うのですが、彼女の人生、妄想が大きくて、お約束的な挫折が多く、そんなにハッピーではありません。
【疑惑だらけのホルムズ海峡事件】
先日のホルムズ海峡での事件に関して
ブルーバーの記事ですが、
「ポンペオ米国務長官はホルムズ海峡近くでタンカー2隻が攻撃された先週の事件について、イランに責任があることに「疑いの余地はない」と述べ、
民間船舶の航行安全を同盟国と共に確保していくと宣言。「そのために米国は外交的手段やその他の措置など、必要なあらゆる行動を確実に取っていく決意だ」と述べた。」
と言う記事が載っています。実は全く事実と異なる、国務長官の弁です。
当事国の日本(正確には船籍も船員にも日本関係はないのですが)を抜きに、
全く関係のない国同士で「やった、やってない」だのと空中戦をしています。
これまでの経験上、こういった場合、アメリカの陰謀であり、非難される方には全く罪がないことがありました。
アメリカ対イラク戦争も、そうでした。
となると、今回の難癖は完全に、アメリカの不逞で不埒な言いがかりであると、多くの日本人、そして世界中の人が見ています。
【暑中見舞い】
昨日、太宰府で買った絵ハガキ(絵は仏像の写真)に暑中見舞いを書いて出そうと、文案を午前中、コメダで考えていました。
本来、暑中見舞いを出すタイミングは、7月上旬~8月上旬らしいです。
熊本は実はまだ梅雨入りしておらず、先週なんて全く雨が降っていませんでした。
そんなこともあり、気分的には絶賛暑中なので、(イヤ、チョイトマテ!絶賛してないし。)
今週末は、二十四節気の夏至です。
一番日が長くなります。
【今宵は月齢が13.7で明晩満月、もし晴れていれば今宵明晩、木星と土星がいと近ければ、いとにぎやかなる空に見ゆることならむ。】
そんな感じ。
正確に言えば、昨日16日が最接近(といっても、見かけ上)。
気が付いたら、先週末ブログ、書き出しを日付にしているのに間違っているじゃないかー、もー。。。Orz
おっちょこちょいも、たいがいにせい!(´・ω・`)ショボン
歴史秘話ヒストリアの再放送も明日ではなく、更科日記の再放送は来週の明日25日でした。。。んもー
いろいろ修正しましたΩ\ζ°)チーン
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