2013年5月30日木曜日

急転直下

急なことですが、今日から代休を頂いています。
いろいろ事情がありまして、会社から「代休取りやがれ」という、ありがたくも迷惑なお達しを頂きました。
ひと仕事終えて、すぐ休め、と言われましても正直全くありがたくないんですが、光の速さよりも早く計画立案・迅速行動・虚心坦懐・有言実行・光陰如矢・風林火山等々により、これより数時間後には福岡発の飛行機に乗ってフィリピン・セブ島でのダイビング旅行の途についているはずです。
ちなみにフィリピンは初めてです。
母方の祖父の戸籍にフィリピン・マニラの地名がありました。(祖父の本籍地は山口県阿東郡(現在は消滅)で日本人ですが)まぁ、全く縁が無いわけでもなさげです。



■フィリピンの国旗:

 Flag_of_the_philippinesr_2



■フィリピンと日本の時差:-1時間。日本が10時の時、フィリピンは9時。
■フィリピンの通貨単位:ペソ。直近(2013年5月)日本円1万円は4100ペソ。
数ヶ月前は5000ペソ、1年前は5500ペソ位だったらしい。日本で両替するより、現地空港、街中の両替屋での両替が有利。
ペソ、といえばメキシコのヌエボ・ペソ以来だな。
■ビザ:フィリピン渡航時、観光目的ならばビザ不要
■水:ミネラルウォーターにするのが無難。
■フィリピンの国番号:63
■治安:2013年04月11日現在、外務省から以下の渡航情報(危険情報)が発出されている。
『十分注意してください。』
上記地域以外のマニラ首都圏を含む全地域。(今回渡航先のセブ・マクタン島付近はこの範囲)



■セブ島はビサヤ族圏。ビサヤ語系のセブアノ語で
「こんにちは」は「マーヨン ハポン」
「ありがとう」は「サラマット」
「すいません」は「パサイロア コ」(英語も一般的らしい)
「これはなんですか?」は「ウンサ キニ」



 



現地の天気予報(5/30現在) 





130530_weekly_weather_mactan



2013年5月25日土曜日

ある異国の週末の空

130510_dongtan01



(2013.5.10 ホテル前の公園 byNEX5N Tamron 18-200 III 18mm F 22 ISO400 1/60 )



ホテルのすぐ目の前に丘のような小山がありました
高さは200~300mくらいじゃないだろうか。
他にやることもないしお金もないので、散歩がてらこの小山を登ってみることにしました。
ホテルのある街は現代的計画的に作られたニュータウン(学園都市のような)で、小山も公園としてびっくりするほどきれいに整備されています。



小山の中は日本と変わらない風景です。しいて言うなら松が多いです。
この場所は緯度が高く亜寒帯です。熊本とは植生の違いがあるのでしょう。
高さがないのでずっと登り道ではなく、10分ほど登るとあとは緩やかな上り下りのある道にかわり、さらに10分ほど行くと、もう頂上です。
頂上には韓国風建築の屋根のある休憩所兼見晴し台があります。
来る道すがらにすれ違う人(もしくは家族連れ)が幾人かいました。休憩所にも15人くらい居て、すわるところが全部埋まってました。
周りの木が高くて見晴しは良くありませんが、良い感じの風が吹いていて気持ちのいい場所です。
みんな何か会話しています。子供たちも多くてワイワイやっています。
会話の中身はまったくわかりませんが、風景は日本でもよく見かけるものです。
なんかとても、のんびりした気分になりました。



上を見上げると、春特有のややうすく雲のかかった青空が広がっているのでした。



130510_dongtan02



(2013.5.10 小山の道 byNEX5N Tamron 18-200 III 18mm F 11 ISO200 1/60 )
気温は23~4℃くらい。乾燥していて風が吹くと気持ちいい。



130510_dongtan03



(2013.5.10 韓国古風建築休憩所 byNEX5N Tamron 18-200 III 18mm F 10 ISO100 1/60 )
木々の合間から極彩色の韓国の歴史建築を模した休憩所が急に現れる。



130510_dongtan04



(2013.5.10 ツツジ? byNEX5N Tamron 18-200 III 60mm F 10 ISO100 1/160 )
日本の公園でも良く見かける風景。



130510_dongtan05



(2013.5.10 休憩所 byNEX5N Tamron 18-200 III 18mm F 9.0 ISO100 1/100 )
休憩所の中は満席。外では子供たちが走り回っていた。



130510_dongtan06



(2013.5.10 樹空 byNEX5N Tamron 18-200 III 18mm F 3.5 ISO100 1/400 )
タムロンズームの性格を見ようと思って撮った写真。いいんでないの。
写真的にはも少しアンダーに撮ればよかったかな。



130510_dongtan07



(2013.5.10 公園の外はニュータウン byNEX5N Tamron 18-200 III 18mm F 3.5 ISO100 1/1250 )
公園の周りはニュータウン。見えているのは高層マンション群。
今回自分が滞在した場所がソウル近郊ということもあるのだろうが、この手の高層マンション、高層アパートの数がハンパない。



130510_dongtan08



(2013.5.10 異国の空 byNEX5N Tamron 18-200 III 18mm F 10 ISO100 1/320 )
韓国は松林が多いです。
日本でも、海岸に行けばこんな感じの写真をいっぱい撮れますね。



130510_dongtan09



(2013.5.10 滞在したホテル byNEX5N Tamron 18-200 III 18mm F 22 ISO640 1/60 )



ドンタンは「東灘」と漢字では書くらしいが、韓国で漢字を書いても、♪わかるかな~、わっからなねーだろうな~
少なくとも、自分は現地で「東灘」の漢字を一切見かけませんでした。













2013年4月11日木曜日

黒い白鳥

黒い白鳥(ブラックスワン)、は金融用語で予測不能で大規模な影響をおよぼすリスクのことだそうです。似た用語に、テールリスク、というのもあるそうです。
黒い白鳥(ブラックスワン)とは、マーケットにおいて事前の発生時期や被害範囲予想が不能で、起きた時の衝撃が大きいリスクのことをいいます。
テール(尻尾)リスクとは、普段ならありえないような、発生確率はとても低いが一度起こると巨大な損失をもたらすリスクのことです。
アメリカの911(大規模テロ)とか日本の311(大規模地震)が当てはまると思います。
今、一衣帯水の対岸の半島ではまさにこの状態にあるといっていいでしょう。いや、人によっちゃ、いつ起きてもおかしくない、という人もいるかもしれませんが。
二日前、4月9日付のWSJにこの言葉が書いてあり、初めて知りました。
昨日の日経CNBC夜のニュース番組「CORE」にJPモルガンのイェスパー・コール氏が出ていましたが、彼も、今まさに起こっている半島の緊張に関して「誰もそのリスクを織り込んでいない」といってました。

第二次朝鮮戦争。ひとたび戦になったら地獄です。
かの国は既に核を所有しています。日本全土はおろか、アメリカ本土まで到達可能なICBMを作る能力も示しています。
このミサイルに核が搭載されて発射ボタンが押されたら。
仮に落ちた場所が日本本土ではなくても風上にある場所での核使用は日本全域に影響を及ぼします。黄色い砂の影響どころの騒ぎではない。
日本海が死の海になることだってありえます。

迎撃するから大丈夫なんて、おつむの中がお花畑になっている人のたわごとです。
アメリカ人は日本のどこかに残骸が落ちることが分かっていても、躊躇無く打ち落とすでしょう。それが彼らの国防観。
何よりも大事なのは戦争を起こさせない地味な努力です。
独裁者の言い分を全部飲め、と言っているのではありません。












2013年4月10日水曜日

日本の家電メーカーとアメリカの自動車メーカーのガラ化

今年11月に東京モーターショーが有明のビッグサイトで開催されます。
来年の福モを見に行こうと思っていますが、昨日のニュースでアメリカのビッグ3が東モ出展見送りとありました。
ビッグ3の車で見ごたえがありそうなのはGMとフォードですが、せめてフォードには出てほしかったなと思いました。
クライスラーには魅力的に感じる車は今のところありません。
(あくまで個人的な見解ですw)

報道では日本がTPP交渉に入ろうとする動きにアメリカの自動車業界の不満があることと合わせて伝えています。
あちらの言い分は今も昔も「日本市場の閉鎖性について」です。
市場の閉鎖性そのものは否定しませんが、これは完全に「言い訳」と言っていいでしょう。
制度上の話をすれば閉鎖性はありません。むしろ世界の自動車市場で最も自由化されているのは日本です。
日本に輸入される車についての関税はゼロです。これは米国車も欧州車も韓国車ですら関係なくすべて、ゼロ。
(アメリカは2.5%、韓国は8%、EUは10%の乗用車輸入関税)
そうなると、あとは商品(車)の商品価値が売れ行きを左右すると言っていいとおもいます。
アメリカ人に同情するとしたら、彼らにとっての大きな障壁は日本人の恐ろしいばかりの保守性でしょうか。
これを日本市場の閉鎖性、と言うならば間違いではないでしょう。
日本人は無駄にブランド志向が強いですが、現時点でアメリカ車にそのブランド性はほとんど見当たりません。
ドイツ車には無駄にブランド性を感じている人が多く、高価な買い物をさせられている感はするんですけどね。

車、という日常性かつ機能性の高い商品には、性能やデザインに加えて今の日本人に対しては価格やエコと言う面でアピールするものが必要じゃないでしょうか。
これらがなければ、商品価値は上がりません。
価値が上がって買われて使われることによって信頼性があがり人の目に触れる機会も増え、ブランド価値が上がりますが、そういった循環を考える頭の仕組みをアメリカ人に求めるのは難しいでしょう。(あ、毒づいた)
アメリカ、という響きから連想される「自由な発想」「低価格」(?)という点を生かしてアピールすればいいのですが、アメリカの自動車業界も日本人とためを張れるくらい頭が固くて保守的だからうまくかみ合いませんね。(こういうのを田舎もん、というのですが)
ハマーは全く日本の道路事情にあっていませんが、意外と見かけます。極端な例過ぎて一般的にはなりえませんけれど。
こういった売る場所に合わせた商品の創出がそもそも不可能と言うのであれば、それはアメリカ自動車業界の限界であって、日本市場の特殊性を言い訳にしてはいけませんね。
ドイツ車やイタリア車は日本でそれなりの地位を築きつつあります。
ちなみに自分にとってアメ車で唯一評価できる車はフォード・フォーカスですが、完全にWRCの影響。
ミーハーですw。
日本で大変な売れ行きの軽自動車(660㏄)ですが、これをこのままアメリカに持って行っても恐らくそれほど支持はされないでしょう。
書いてて気がついたんですが、今の日本の家電メーカーの世界市場に対する姿勢は、アメリカの自動車メーカーの日本市場に対する姿勢と同じなんじゃないでしょうか・・・
アメリカの自動車メーカーはガラパゴス化しているといえる。
日本の家電メーカーも相当ガラパゴス化が進んでいますよね?




山梨県がエネルギーの地産地消「2050年めどに実現」を目指す

表題のニュースがでてました。
太陽光、水力を中心としたクリーンエネルギーの供給を11年度の約17億キロワット時から、50年度には3倍の52億キロワット時と飛躍的に増やす、とのこと。

とっても素敵だと思います。実際の達成スピードはもっと速くできると思います。


早いところ規制を緩和して「地熱」の利用も広げれば、さらに加速するはず。


 (2006.8.19 山梨県明野のひまわり by5000G  F 8.1 ISO125 1/380 )





(2006.8.19 山梨県明野のひまわり by5000G  F 5.2 ISO125 1/870 )
 
 
 




  


2013年2月26日火曜日

楚の孫叔敖からの~ヒツの戦い



有陰徳者、天報以福 の続きです。


楚の令尹(今の日本でいえば総理大臣のような役)孫叔敖は中国の春秋時代の人です。
その時の楚王は荘王で、歴代の楚王の中でも最も名君と呼ばれた人です。
春秋時代に名君と呼ばれる人は他にもいます。
個人的には春秋時代を通じて自発的な名君と言えるべき人はこの荘王だけではないかと思います。
それ以外の名君は補佐役が卓越していただけではないかとね。


その時代、中国は名目的には周王朝の名のもとに統一されていますが、実際は各地に封じられた君主が覇を競っており、周王は王とは名ばかりの勢力しかありませんでした。
(天皇や将軍はいるものの、実際の統治は地方君主が行っていた日本の戦国時代と似たようなものです。)
また、この時代に「王」という名乗りを許されているのは周の王だけのはずですが、楚は勝手に王位を名乗っています。
荘王の時代、実力のある国は南の楚と北の晋でした。
晋と言えば、文公によって春秋時代の覇者となった大国で、それは荘王の祖父の代の出来事でした。(文公が即位したのは荘王即位のおよそ20年ほど前)
文公の話は宮城谷昌光さんの「重耳」に書かれています。(重耳=文公)
 
その間に挟まれた国々は、ある時は晋に味方し、ある時は晋を裏切って楚に付いたりしていました。
大国に挟まれた小国と言う意味で、鄭と言う国を見ていると、今の日本と重なるのですが。
(鄭も日本も小国ではありませんが、2大国との相対で見れば小国です。)

荘王はヒツの戦いにおいて晋に大勝し、覇者と呼ばれる実力トップの国になります。
(*ヒツは必の右にオオザトがついた文字=邲 鄭国内の地名)
晋軍の内部にはこの戦いの前に不利を悟って反対する一派がありました。
その筆頭は晋の士会です。范の地を治めていたので范会とよばれることもあります。
彼の話は、宮城谷昌光さんの「沙中の回廊」に出ています。
この士会は、敵国である楚の宰相孫叔敖の政治手腕や人柄を絶賛してます。
結局戦になってしまい、晋軍は不意を突かれた形になって文字通り崩壊します。
ただ、反対派だった士会が率いる部隊は動揺せず、晋軍で唯一、兵を損ねることなく自国へ戻ることができました。

このヒツの戦いでは楚軍の軍中に令尹孫叔敖も参加しています。ちなみに言えば、晋軍の司令官は大臣クラスですが、楚軍は荘王自ら率いていました。
孫叔敖もこの戦いには当初反対しており、出来る限り戦にならないように活動します。

この戦いの楚軍には伍参も参加しています。
彼は一枚板ではない晋軍の内情を知って積極的に攻撃を主張します。

この伍参の子は伍挙といい、荘王に寵愛されます。また伍挙の子の伍奢は、荘王の孫の平王の代に王子の養育係(太傅)になります。
しかし伍奢の代に楚の伍家は取り潰しにあい、彼の子伍子胥のみ生き延びて南の呉の国へ逃れ復讐の鬼となります。楚には屈原で知られるように激情家が多いのですが、伍子胥もまさに激情家のお手本と言っていい人でした。
伍子胥が才能を見出して呉王に推挙したのが孫武で、後世に彼の著作は「孫子」として中国のみならず、世界中で読まれるほどの影響を与えます。

ヒツの戦いは紀元前597年に起きた事件です。今からざっと2600年前です。





2013年2月25日月曜日

有陰徳者、天報以福

週末は長崎ランフェスに行ってました。
昨年は小雨だったのですが、今年は絶好の天気でした。

さて、昨日は東京マラソンもあったようです。
ニュースでは、途中で倒れた人救った(AEDや心肺蘇生、救急車の手配などを行った)人々の事にも触れています。
この方々は倒れた方が救急車で病院に搬送された後、名も告げずにその場を去ってレースに戻ったようです。
今のところ判明しているのは、愛媛から参加されてたランナーだけ。東京消防庁は他に救護した3人を探しているのだとか。
そういえば、松村邦彦もマラソン中に倒れてAEDのおかげで命が助かったニュースがありましたね。

これを聞いて、春秋時代の楚の令尹、孫叔敖の逸話を思い出しました。

幼い孫叔敖は外から帰ると暗い顔して食事もできないほどだった。
母親が理由を聞くと、孫叔敖は
「昔から双頭の蛇を見た者はすぐに死ぬとあります。私はつい先ほどその蛇を見てしまったので、もうすぐ死ぬでしょう。」
と涙ながらに語った。
母親がその蛇はどこにいるのかと聞くと
「他の人がその蛇を見てはいけないので、殺して埋めました。」
と答えた。
これを聞いた母親は「そういう隠れた善行を行った者には、天は福をもって報いるのです。だから死ぬ事はありません。」と諭した。
人々はこれを聞いて孫叔敖の仁を知り、彼が令尹となった時、仕事をする前から彼の行うことを信じることが出来た。

走り去った方々はまさに隠れた善行を行いし者たちですね。すげーカッコイイ。
こういうイカシた人々を見習いたいです。

これとは全く正反対ですが、
「天網恢恢疎にして漏らさず」
と言う言葉もあります。
こちらは老子の言葉です。