2016年7月5日火曜日

日本人のDNAは貪欲

自分が子供のころ、、、、そう、かれこれ35から40年くらい前、「本」という媒体を通してVRの世界に浸っていました。
って書くとすごく時代を先取りしているみたいですが、図書館が好きな小学生~中学生時代だったのです。
VRの世界を正確に言ってみれば、「なんちゃら大百科」を読み漁っていたっていうだけのことです。
なんちゃら大百科は、これを読むことで自宅に居ながらにして世界の遺跡や最先端の技術を見て知ることが出来たのです。
今思ってもこれはすごいことなんです。
媒体がヘッドアップディスプレーになったり、見た目が2Dから3Dになったりは、実は頭の中で十分置き換えることができます。
想像の世界はカラフルで3D以上です。
残念ながら触感や香り、におい、音、その場のリアルな空間の拡がりと臨場感は、その場に行ってみるとか体験しないとわかりませんが、これはさすがに技術が進んでも難しい領域だと思います。
AI(を使いこなす人間)に関する記事へのコメントに
「想像したり感じたりする時間の不足と(モニターを通してだけの)情報過多が原因なんじゃないかなと。感情の部分が育ってないんです。実体験の前に情報が多すぎてわかったつもりになっている。」
というのがあったんですが、実はこれって過去に自分の事を言われている気がしました。
自分自身もこのことを子供のころに感じて、「自分の目で見る、体験する」ことへの欲求が強くなった気がします。


日本人は旅行客が多いという話を聞くわりには、出不精な人も多いような気がします。でも観光地へは激しい渋滞が出来ますね。
世界的にみると異常なほどに車のAT率が高く、今でこそスマホでインターネットが当たり前になっていますが、世界を先取りすること数年前から日本ではそれが当たり前でした。(iモードやEzウェブなど)
養老孟司は、日本人は物好きで物見高い民族だ、見たいな事を書いてましたし、司馬遼太郎も、日本人の好奇心について考え、さまざまな形でその理由について書いています。
自分の好奇心の強さは日本人のDNAのせいなんだろうな。
確かに今はその情報の多さに戸惑い、消化不足に陥って、その挙句に何をしているかよくわかんねーような状態になっている気がします。
これも日本人の欲深なDNAのせいで、貪欲すぎて食べすぎでお腹を壊しているのかもしれません。


昔、子供のころ、「子供がテレビを見ていいのは夜8時まで、とか9時まで」 という教育?というかルール?はすごく重要な気がしました。
今の人間にとっても情報はいっぱいあるけど、「世界と繋がっていいのは1日2時間まで。」もしくは「3日に1日」「土曜日だけ」みたいなルールは必要かもしれません。
消化して育てる時間を大事にしましょう。




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