2016年11月22日火曜日

福島県沖 M 7.3

テレビは朝から地震一色だったようです。

自分んちにはTVはありませんが、朝から病院に行くと待合室のテレビが東北の地震を伝えていました。
午後から高圧酸素治療でしたが、酸素カプセル内から外のテレビが見えるようになっていたので、地震報道を見てました。

地震そのものよりもやはり「津波」への扱いが一番大きかったようです。午後には全ての注意報が解除されてました。
最も大きな震度は、5弱でこれによる被害はあまりなかったようです。5年前の被害を振り返ると、この地域の地震では揺れよりも津波による被害が大きかったので、今後は5年前の教訓がが今回どのように生かされたか、改善点はどうしていくか、が議論されていくでしょう。

さて、それよりも原発です。
「確認されたなか」では、被害はほとんどなかったようです。
映像を見ると、福島第一原発には1000を超える汚染水のタンクが並んでいました。



これを全部確認したのか? 数時間程度で出来るものではないでしょう。
原発は一旦事故が起これば、すべてのことが異常事態のもとで進行します。
東電の広報の人が「問題ありません」とか「異常はありません」と言っているのが、甚だ白けさせました。
地震がなくても、今は異常状態じゃないのかよ?表現おかしいだろ?と。
あの大量の汚染水タンク、どうやって管理して、処理していくんだよ。
第2原発では、使用済み核燃料の冷却プールにつながっているポンプが一時間半ほど停止したそうです。

政府は、福島原発は「制御下」にある、と世界に公言しています。
そんな虚言は国外には通用するかもしれませんが、国内では少なくない人が不安を感じています。
横暴な政府と九州電力によって再稼動されてしまった出水原発のある鹿児島知事選で、原発反対派の知事が勝利したのはまぎれもなく、この不安を政府に突きつけた国民の意思です。政府も九州電力もこのことをかなり軽く見ています。

南米あたりでふんぞり返っている安倍君には、今回の地震を見て、「制御下にある」という言葉の本来の意味を学びなおして欲しいものです。


(2013年8月22日の新聞記事より)







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