1月4日、NHK(総合)で大友宗麟のドラマをやってた。
大友宗麟役は「暴れん坊将軍」松平健。
私の出身、大分で活躍した戦国武将である。
大友宗麟、というと歴史の教科書では少年使節団をローマに送ったキリシタン大名、として紹介される。
大友家の歴史は古い。
12C末、鎌倉時代初期、豊後守護職として鎌倉より派遣された大友氏(能直)がその始祖である。
九州移住組御家人で15Cの戦国期まで残っていたのは、日向の伊東氏、肥後の相良氏くらいである。(薩摩の島津氏は同時期に移っているものの御家人とは異なる)
豊後の国では大友家といえば名家であり、鎌倉~戦国期を通じて豊後国一国に留まらず九州諸国に影響を及ぼした大族である。
歴史の長い大族だったにも関わらず宗麟をもって歴史の表舞台から消え去り、宗麟の次の代で大友家自体も消える。
その後、豊後国は一家による支配はなくなり、各都市ごとに小大名が当てられ分割統治された。
九州の他の国では日向、豊前、筑後が分割統治された他は大体一国一大名が基本になっている。
これらの国は元々大友家所領だった地域であり、大友家の解体以後はその代わりになる家を置かなかったことになる。
一国一家(一藩)統治の国々
筑前 黒田家
肥前 鍋島家(旧竜造寺家)
肥後 細川家
薩摩・大隈 島津家
私の故郷、大分南部の小都市佐伯では大友家で活躍した佐伯氏が栂牟礼城を本拠として活躍していたが、大友家解体と同時に散り散りになったらしい。その後佐伯は毛利氏(森氏)が治め幕末まで続く。
毛利氏、とはいっても防長2州の毛利氏と血縁関係はない。
さてNHKでやっていた大友宗麟のドラマ。
原作は遠藤周作氏であるらしい。今度探して読んでみようと思う。
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