2004年1月3日土曜日

正月

またひとつ年を越えた。

地球が太陽の周りをまわるのに365.26日かかる(これを公転周期という)。
365.26日かけて元の場所に戻ったわけだが、正確には元の場所ではない。
太陽系の中での正月元旦の地球の位置は、銀河の中心から太陽を結んだ線上にあり、銀河の中心から最も遠い位置にある。
つまり、お正月というのは地球が銀河の中心から最も離れた位置についたとき、といえる。
先にも言ったが正確には一年前の元の位置には戻っていない。
これは太陽も銀河系を2億年かけて一周していることによる。(これを1銀河年というらしい)
地球の回っている中心(太陽)が、これまた別な物体(銀河系)を中心に回っているのだから1年経ってもとの位置戻るわけがない。
こう考えると、毎年来る正月、といっても地球の外は常に違う風景である。

だから冒頭に書いた「また」ひとつ年を越えた、という表現はあまりよろしくないのかもしれない。
同じ年はひとつとしてないのだから。

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