赤矢印:西安駅からのバスの乗降場所。
黄色矢印:チケット売り場
緑矢印:兵馬俑の入り口
(文中、1元=20円で計算しています。)
西安駅からバスで揺られて進むこと約1時間でピンマーヨウ(兵馬俑)に到着。出発するとき、バスはほぼ満席でしたが、途中のホワチンチー(華清池)で乗客の8割くらいが降りていきました。ちなみに、ホワチンチーは唐の玄宗時代にヤングイフェイ(楊貴妃)が湯浴みした場所、です。当時は温泉が湧き出ていて、玄宗が楊貴妃のために離宮を造営したらしいです。
楊貴妃にはあまり関心が無い自分は素通り。
兵馬俑と言う言葉そのものは、死者を埋葬する際に一緒に埋めた兵士や馬の土人形のこと。秦の始皇帝の陵には膨大な数の兵馬俑が埋められていて、歴史書にも載っていたものの、存在は疑問視されていたらしいです。しかし、41年前の1974年。住民が井戸を掘っていて発見した陶器のかけらがきっかけとなり、8000体の陶製兵馬俑発見につながったそうです。
バスが到着した道路から公園のようなところに入ってまっすぐ進むと、怪しい兄ちゃんに100%声をかけられます。(とおもいます。) こういった手合いは中国に限らず多いのですが、しつこくされても軽く笑顔でスルー、が基本です。
まっすぐ進み、駐車場やみやげ物売り場の先にチケット売り場があります。
チケット(150元=3000円!高い。)を買いゲートを抜けると、
(2015.4.11 案内板 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 13 ISO100 1/200)
上のような案内板がありましたが、そこは公園でした。案内板の左下の入り口付近。そこからさらに、てくてくと歩きます
(2015.4.11 兵馬俑までの公園 byNEX5N E 18-55mm 21mm F 9.0 ISO100 1/100)
公園内は静かな感じ。春ですね。
(2015.4.11 兵馬俑ゲート byNEX5N E 18-55mm 22mm F 13 ISO100 1/160)
公園の先に本当のゲートがあります(笑
(2015.4.11 1号坑前 byNEX5N E 18-55mm 24mm F 11 ISO100 1/100)
ゲートを抜けると正面には1号坑。ぱっと見どこかの体育館風。
(2015.4.11 1号坑入り口 byNEX5N E 18-55mm 24mm F 11 ISO100 1/100)
1号坑の入り口です。ここから中に入ると。
バーン!
(2015.4.11 1号坑01 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 4.0 ISO200 1/60)
でっかい体育館(苦笑 に精巧な埴輪(違う)の軍団が朝礼中(もっと違う)。
(2015.4.11 1号坑02 byNEX5N E 18-55mm 55mm F 5.6 ISO500 1/100)
今まで博物館でのレプリカとか、写真でしか見たことがありませんでした。
(2015.4.11 1号坑03 byNEX5N E 18-55mm 55mm F 5.6 ISO640 1/100)
実物を見ると、ちょっと鳥肌が立ってきます。
(2015.4.11 1号坑04 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 4.0 ISO1250 1/60)
自分以外の観客は、ほとんど中国人の方々。
(2015.4.11 1号坑05 byNEX5N E 18-55mm 24mm F 4.0 ISO800 1/60)
来た時期が良かったのか、恐らく観客は少ないほうかとおもいます。
土曜日ですが長期休みの時期ではないので。
(2015.4.11 1号坑06 byNEX5N E 18-55mm 55mm F 5.6 ISO800 1/100)
体育館の奥のほうはまだ修復が終わっていない、掘られたままの姿です。
(2015.4.11 1号坑07 byNEX5N E 18-55mm 55mm F 5.6 ISO1250 1/100)
体育館 一号坑の奥のほうでは修復中のものがおいてありました。
(2015.4.11 1号坑08 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 4.5 ISO100 1/60)
1号坑の発掘作業はまだ完全に終わっておらず作業継続中、と書いてあります。
(2015.4.11 1号坑09 byNEX5N E 18-55mm 55mm F 5.6 ISO100 1/100)
上の写真の右側が入り口です。方角は東になります。兵馬俑の兵士たちはみな東向きに並べられているわけです。これは秦と言う国が中国の西方から興った国、という経緯が関係しています。
ちなみにここには写っていませんが、写真の手前右には下のような看板があります。
(2015.4.11 1号坑10 byNEX5N E 18-55mm 55mm F 5.6 ISO2000 1/100)
写真撮った後に気づいたので、看板の全体が取れませんでしたが、この場所が地元の農夫が井戸を掘った地点、つまりこの兵馬俑発見のきっかけの場所ということになります。
(2015.4.11 2号坑前 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 13 ISO100 1/250)
一号坑の向かって右隣に2号坑があります。一号坑より少し小さいかな。でも建物は体育館ではなく立派な感じ。
(2015.4.11 2号坑の壁 byNEX5N E 18-55mm 19mm F 13 ISO100 1/200)
良く見ると壁の上には兵馬俑の顔が並んでます。気持ち悪い(苦笑
(2015.4.11 2号坑入り口 byNEX5N E 18-55mm 19mm F 11 ISO100 1/100)
1号坑は体育館風でいかにもな感じですが、2号坑はちょっと垢抜けた、観光目当てっぽい感じ。自分は体育館のほうが好きです(グハッ
(2015.4.11 2号坑01 byNEX5N E 18-55mm 21mm F 4 ISO2000 1/60)
建物がしっかりしているせいで、外光がほとんど入ってきません。薄暗いのでカメラも感度が上がり気味です。もちろんフラッシュ禁止です。保存にはこちらのほうが良いんでしょうねえ。
(2015.4.11 2号坑02 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 4.0 ISO3200 1/60)
まだ、「掘られたまま」感が強く残る2号坑。
(2015.4.11 2号坑03 byNEX5N E 18-55mm 55mm F 5.6 ISO3200 1/50)
(2015.4.11 2号坑04 byNEX5N E 18-55mm 55mm F 5.6 ISO3200 1/25)
(2015.4.11 2号坑05 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 3.5 ISO3200 1/50)
実は兵馬俑には彩色が施されていたようです。今まで知りませんでした。今回兵馬俑に来て2番目の驚きでした。
(2015.4.11 2号坑06 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 4.0 ISO320 1/60)
窓には銅馬車をかたどったデザインがされています。ヘンハオ!ベリーグーです。
(2015.4.11 3号坑前 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 11 ISO100 1/100)
3号坑は2号坑の裏にあります。広さは最も小さく2号坑の1/4もないです。
(2015.4.11 3号坑入り口 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 9.0 ISO100 1/100)
(2015.4.11 3号坑01 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 4.0 ISO2500 1/60)
広くはありませんが、発掘は進んでいるようです。
(2015.4.11 3号坑02 byNEX5N E 18-55mm 19mm F 4.0 ISO2500 1/60)
とはいえ、まだ未完。
(2015.4.11 3号坑03 byNEX5N E 18-55mm 55mm F 5.6 ISO3200 1/40)
右手には槍を持っていたんじゃないでしょうかね。歩兵部隊、とおもいます。
(2015.4.11 3号坑04 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 4.0 ISO2500 1/60)
馬の後ろにいるのは御者です。ちなみに、昔の中国、春秋戦国時代は戦車といえばこの馬車でした。戦車万乗の国は天子(その時代で言えば周)、千乗の国は諸侯というようないわれ方をしました。
論語に曰く、「子曰、道千乗之国、敬事而信、節用而愛人、使民以時。」
(子曰く、千乗の国を導むるには、事を敬んで(つつしんで)信あり(まことあり)、用を節して人を愛し、民を使うに時を以ってす。)
安倍クンは絶対わからないだろうな。
(2015.4.11 隊列庁 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 13 ISO100 1/160)
ここまでは遺跡でしたが、この建物は博物館的な建物です。が、時間がなかったのでスルーしました。実はこの中に銅馬車があったのでしたー。見逃した~。
(2015.4.11 兵馬俑ゆるキャラ? byNEX5N E 18-55mm 18mm F 6.3 ISO100 1/80)
兵馬俑のお土産やさんにあったゆるキャラ風ポップ。愛称をなんというのか知りませんが、このゆるキャラデザインのキーホルダーとか結構売ってました。自分は買いませんでしたが、中国人の若い人は買ってましたねえ。日本のゆるキャラ文化が中国にも伝播したんかなあ。
世界的に「かわいいに理(利)あり」なのかもしれません(w
(2015.4.11 驪山 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 13 ISO100 1/200)
南のほうにある山を写しました。驪山の山塊です。
史記にこんな記述があります。
「高祖以亭長、為県送徒驪山。徒多道亡。自度、比至皆亡之。」
(高祖は亭長だったので、県の命令で労役に服している囚人たちを驪山に送ることになった。囚人たちは多くが途中で脱走した。)
このあと、いずれ驪山に着くまでにすべて逃げてしまうだろうと考えた高祖はすべての囚人を解き放って、俺も逃げるよ、といいます。漢の高祖はここから流浪の生活に入るのでした。
高祖とは秦を滅ぼし、項羽との戦いを制して、漢を起こした劉邦のことです。
(2015.4.11 土産店街 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 10 ISO100 1/100)
出口からでて、また公園の中を歩くのですが、公園から出ると長いお土産やさんロードが続きます。なんちゅう観光地デザインなんじゃ。
(2015.4.11 土産店 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 9.0 ISO100 1/100)
(2015.4.11 Dicos byNEX5N E 18-55mm 18mm F 9.0 ISO100 1/100)
飲食店もあります。これは中国ではよく見かけるハンバーガーショップのDicosです。
あと、マックとKFCもありました。
(2015.4.11 西安駅 byNEX5N E 18-55mm 18mm F 11 ISO100 1/100)
ようやく戻りました。帰りは7元でした。。。(140円、安い!)
朝の9時過ぎにバスに乗り、10時過ぎに兵馬俑に到着。11時頃から1号坑をスタート。13時頃に兵馬俑を出て、13時半頃西安に戻る馬車じゃない、バスに乗りました。西安駅に着いたのは14時半ごろです。2時間ではあまりにも時間が足りませんね。けっこう駆け足で見たのですが、隊列庁はほとんど見れなかったです。もっと早く出発してれば良かった。
このあと次の目的地である陝西歴史博物館(シャンシー リーシー ボーウークァン)に向かいます。
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