テーパータントラム。
金融緩和の段階的な縮小をあらわすtapering(テーパリング)
2013年、FRBが金融緩和策として行っていた債券購入枠を縮小(つまりテーパリング)させるのではという観測が流れて債券価格が2ヶ月で5%下落しました。
(長期金利は1ポイントも上昇)
ここから、テーパリングによって起こる市場の動揺を、癇癪(かんしゃく)を意味するtantrumとあわせて呼ぶようになったようです。
今日、ブルームバーグのニュースを読んでいたら、とあるストラテジストがこの言葉を出し、今日の日経下げやアジア株全般の下落模様について来週のFOMCに向けた警戒モーメンタムを解説していました。
債券市場のtantrumは、そういった背景があるので長期トレンドの初期症状としての意味があり、株式相場の動揺は長期的には逆トレンドの中での一時的な共振みたいなもの、と表されるべきです。
癇癪、という一時的な現象を比喩として使うあたりや、全体的な上昇トレンドは変わらないけれど、と表立っては言わない傲岸な前置きを感じるのは自分だけでしょうか。
ストラテジスト、という人種に対する偏見かもしれません(w
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