2018年1月2日火曜日
映画「ソルト」、「13F」
ちと古いが(と言っても「ショーシャンクの空に」(1994年)程ではないが)、映画「ソルト」(2010年)と「13F」(1999年)を観ました。
まずは「ソルト」。
主演のアンジョリーナ・ジョリーはCIAの職員、いわゆる国際的なスパイを演じている。名前がイヴリン・ソルト。映画の題名となっています。
彼女が、アメリカとロシア(正確には崩壊前のソ連)の2重スパイという役回りをなかなかうまく演じてる。
ストーリーをあまり知らないまま観たのですが、話のテンポが良くて最後まで飽きずに見ることができました。
ロシアの亡命者が出てくる辺りで見えてくる、「2重スパイもの」にありがちな、誰が黒幕(キーマン)なのか?をうかがわせる怪しい展開はやや興ざめでしたが。
ソルトの恋人のあっけない展開はちょっと意外でした。これって、この後も「ソルト2」として続くんですかね?という感じを期待させています。
最初、自分は防諜部の黒人が黒幕かと疑っていました。初めの頃の、ソルトに対する疑い方が尋常じゃないです。
そういった不自然さと、いくつかこの続編(あるの?)への伏線?と思わせるような不自然さが、いまいちな感じです。
女性版「ダイハード」の印象でしたが、ストーリーが半端な感じです。
そして「13F」
今流行の、バーチャルリアリティ(VR:仮想現実)をテーマにした映画。
仮想世界と現実世界を行き来する、という点は、奇遇ですが同じ年に公開されている「マトリックス」と、すごく似ています。
VRをテーマにした時点で、話の展開は似たような物になるんですかね。・・・まあ、なるでしょうね。
ただ、こちらのほうは、もう一ひねりしてあるのですが、話を見ていると先が見えてくるんです。予定調和な展開。
えーそうなるのかよー?と言うところが無い。
ただ、「マトリックス」の前に見ていたら、VRに対する理解が浅ければ、意外感があって評価高かったかも。
サスペンス物として観ると、もう一ひねりがほしいところ。
主演のクレイグ・ビアーコはあまり知らないけれど、演技は安心して見れました。
調べてみてもぱっとしないんだけど、なんでかなあ。
彼と恋に落ちる謎の女性かつ重要な情報を握る女性を演じたグレッチェン・モルはなかなか可愛かった。
女性は化粧次第でずいぶん印象が変わりますね、ということを改めて強く感じました。
調べたら自分の一つ年下だった・・・
映画館にスターウォーズを観る予定ですが、調べてみたら「オリエント急行殺人事件」やっているじゃあないの。
ここ一昨年から、絶賛ポアロブームな私ですが、全く知りませんでした。これは見ないではいられません。
ポアロ役は、デビッド・スーシェを超える者なしと思っています。
同じくくりで言えば、ホームズ役のジェレミー・ブレッドも驚異的なはまり役でした。彼以外のホームズはホームズに非ず。
さて、オリエント急行殺人事件も上映がなくなる前に観ておかねば。
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