日々、日銀の当座預金残高を載せるといいながら、ずいぶん間が開いたりしてますので、ここまでのおさらい。
2月19日の当座預金額は、マイナス金利を導入した1月29日とほぼ同額です。
さて、この当座預金の全てにマイナス金利が付くわけではありません。詳細は日銀のサイトに書いてありますが、当座預金を3階層にわけて、プラス0.1%、0%、-0.1%をつけることになっています。2月16日にその辺の詳しい話が日銀から発表されてます。
業態別(都市銀行とか地方銀行、信託銀行など)の当座預金発表の際に、この階層別の預金残高も発表されることになっています。
1月の分はこれです。
右下に階層別分類があります。(クリックすれば拡大します)
1月の当座預金平均額は253兆円あまりで、このうちマイナス金利がつくのは23兆円です。
といってもマイナス0.1%といえば、2300億円です。これを預けている金融機関が日銀に払うことになります。ひいては金融機関の利用者の負担になりますね。プラス金利のかかる分が206兆円あまりあるのでこちらで相殺するでしょうけど。
モニターの結果、これまでのところ当座預金にあまり動きはありません。
従来は順調に増えていたのだから、むしろその増加の動きが封殺された、のかもしれません。減るのかと思ってたので期待はずれでした。上記のようにマイナス金利がかかる額が当座預金の10%に満たない額なので、まだそれほど影響がない、のかもしれません。
そのくせ為替や株価は、よろよろしてます。
どうなってんでしょうね。
マイナス金利が先行している海外はどの程度の当座預金にマイナス金利がかかっているんでしょうか。
日本の「マイナス金利」は、現時点では黒田君の口先バズーカ?というレベルのような気がしてきました。
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