2017年7月26日水曜日

「丁寧」という日本語について

今は議会の季節ではありませんが、海外で放送しているNHKでも議会中継を見ることが出来ます。

閉会中審査とやらで、正式な議会スケジュール中に審議できなかった事案について、議員の合意のもとに閉会中でも継続して審議できる取り決めがあるのですね。
法案が時間切れで廃案になる話はよくありますが、継続審議になる法案もあります。
法案によってはこういった閉会中審査や、次回の国会スケジュールで審議が継続されるのでしょう。


現在行われているのは、日本を代表する総理大臣の安倍君に釈明の機会を与えるためです。
先ごろ行われた都議会選挙で自民党が大負けしたのは、安倍君やその取り巻きが調子に乗りすぎて多くの国民に愛想をつかされつつあったからではないかといわれています。
彼の政治家としての本命議案である「憲法改正」を決めるためには、何が何でも国民の不支持を払拭する必要があります。

ニュースで一部分しか見ていませんが、語り口だけは「丁寧」になっていますが、実体がありませんでした。
あいかわらず口ばっかり。
これは、これまでの彼の政治姿勢と変わらないように感じました。
丁寧、という日本語の意味が変わったんじゃないかと錯覚しそうでした。

話はそれますが、このブログではさんざん言ってきましたが、「アベノミクス」というのも、実体がありませんでした。(と、私は感じていました。)
たまたま政権交代の時期と世界の情勢の変化がシンクロしただけです。
せいぜい、日銀の黒田君があがいただけで、安倍君は何もやっていません。
少し前に安倍君が何かの場面(国会だったかな)で、「印象操作」という言葉を連呼しているシーンを見かけました。
彼こそが、彼自身がマスコミに圧力をかけて進めて来た印象操作の上に胡坐をかいていたので、随分と皮肉なことが起こったものだと感じました。彼自身に身に覚えがあったことなので、過剰に反応したのでは?と思うくらいでした。
もり、とか、かけ、とか、ソバ屋じゃありませんが、彼のお友達が希望する学校設立、学部設立に便宜を図った疑いが出ています。もちろん、記録に残すような愚かな真似はしないように、配下に「忖度」させて実行していったようにおもいます。

今の閉会審査はこれに関する参考人を招致して、この疑いに迫るのが大きな目的ですが、出てくる人は安倍君と同じ感じで、なにやらだらだらと核心に迫らない話しですっきりしません。
自分は安倍君が好きになれませんが、その理由は、ナショナリズムを煽るスローガン、かけ・もりだけでなく日本会議といった右の取り巻き、日ごろの右よりな言動だけでなく、このなんだかよくわからない実体のなさに起因しているように思います。
もちろん、世論調査を見る限り自分のような印象を抱いているのはごく少数派です。



 

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