2006年4月24日月曜日

人間ドック



今年、ついに人間ドックを受ける事になった。
もうそんな歳かよ。



・・・。



うちの会社はありがたいことにその費用全額会社負担である。
そこんとこはえらいね。
ただ社員をこき使っているだけじゃないんだ、とドックイヤーになってはじめて知る恩恵だ。
ん?恩恵

とは違うか。



ともかく、ネットを通じて受診予約を申し込み、病院からヤマトのメール便で事前検査など書類が入った封筒が届いた。
受診日は5月9日。これは第一希望日。
そこの病院(?)はとっても人気が

あって希望通り予約取れないかも、と言われていたので連休明け直後にしたのだ。
それに連休中は実験装置が止まっていて、休み明けて装置立ち上げてすぐ仕事してもあまりいいこと無い、っていうの理由のひ

とつ。
連休ボケのリハビリ、って感覚もあったりする。
でもリハビリで胃カメラするってどうよ?
昨年受けてた人は、ゲーゲー言いながら胃カメラしてたっていうし・・・
怖いなぁ。



ちなみに病院(?)の括弧内のはてなは、一般の病院じゃないから。
その辺の詳しい話はドック受けてから報告する・・・カモ。





2006年4月3日月曜日

映画『グリーンマイル』



ちょっと前にNHK-BSで放送された映画『グリーンマイル』の録画を見た。
この映画は何度もテレビで見ているのだが、放送時間的にカットされてないみたいなので改めて見ようと思ったのだ。


何度見てもいい映画だな、と思う。
コーフィーが抱え込む悲しさ、牢獄(グリーンマイル)の中の心優しい人々、どうにも許し難い人々、人の心の内側をちゃんと掘り返していると思う。
また、い

つもはカットされていて今回はじめてみたシーンに、看守のポールが官選弁護士を訪ねる場面があった。
そこでわかる事は結構重要なので何でカットされるんだろう、と不思議に思う。
時代は大恐慌時

代のアメリカ、ということ。
彼は人種差別主義者でもある。
それ以上に愛犬に息子を襲われて酷い傷を負わされる、という悲しい過去も背負っている。
普段は優しい顔をしていてもいつか裏切ら

れる、そんな彼の個人的な思いとアメリカに根強く残る人種差別、大恐慌という時代が人の心に落とした暗い影が重なり、ジョン・コーフィーはろくな弁護も受けられず、死刑宣告されてしまったんだろう。


恐慌。
アメリカ国民の1/3が失業して路頭に迷っていると言っていた。失業率にすれば30%超。


ちょっと前まで日本も不景気だった。
自殺する人も大勢いた。(これは今でも多いが)
人の心は不景気になるとすさむ。
少しの優しさよりも競争に勝たなければ生き残れない、という窮屈な

論理が正義とされる時代。
コーフィーはどれだけ多くの悲鳴や悲しみを聞いてきただろう。
最後のシーン、コーフィーはもう疲れた、と言う。
これ以上人間の醜い部分を見聞きするのは辛すぎる

、という。
アメリカが最も暗かった時代。


コーフィーは処刑されることでほんとに救われたのだろうか、
という疑問は常に残っている。


それから、劇中で使われる映画のこと。
「♪ ~Heaven~I'm in heaven. ~♪」
とミュージカル風な映画。
なんだろうなーってすごく気になっていたらようやく最近分かった。

/>『トップハット』という1935年の作品らしい。いつか見てみたい気もするが、ツタヤにあるだろうか?