2018年1月25日木曜日

張家界

昨年、中国上海のホテル滞在中に見たNHKの番組で、たまたま中国の世界自然遺産が取り上げられていました。

張家界

チャンジャージエと呼びます。
場所は中国の真ん中あたり。
この番組を見るまで知らなかったのですが、この「張家」は漢の張良のことだそうです。
漢の高祖劉邦は秦を倒し楚の項羽を倒して漢帝国を打ち立てるのですが、その後、創業を助けた家臣を恐れ、滅ぼしていきます。
帝国立ち上げ後の粛清は、彼の妻の影響が大きいのですがね。

張良子房といえば、名軍師中の名軍師。軍師の代名詞と言っていいです。 三国志で有名な曹操が、ジュンイクを配下にした際に「我が子房なり」と言っています。
しかしそんな彼にも、いや彼だからこそ劉邦の疑惑が起こらないわけがありません。
張良はそのことを予め見通して、事が起こる前に帝国の中枢から退きます。(もともと欲が薄く、神仙思想に傾いていた、と言う話もあります。)
退いて落ち着いた場所が、張家界、らしいです。

映像で見る張家界は、なかなか圧倒されます。
天門山という、トンネルというよりもまさに「門」と呼ぶほうがふさわしい山があります。
三国志時代に呉の皇帝(孫休らしい)が名づけたらしいです。
天門山の先には石の柱が林立しています。
まさに奇観です。
一度は行って見たいです。

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