2008年11月18日火曜日
玄徳君とか仲謀君とか
今朝は一段と寒かった熊本です。
ついに気温が一桁に!
おまけに今晩雪が降るかも?
つか、朝より夜、会社から帰る時のほうがさみかった。(4℃って
明日も??
明後日、木曜日の最低気温が「零度」って???(白目
あまりの寒さに死んでなければこのブログも継続されることでしょう(w
さて、先週末見たレッドクリフの話のつづきです。
一緒にレイトショーにいたお客の数は30~50人くらいでしょうか。
まー多くもなく少なくもなく、といったところです。
ちな
みにTOHOシネマはネットで座席指定が取れます。自分は真ん中より少し(数列ほど)前の席で見てました。
あの映画、小さい子供に見せられるかを考えてみたんです。
戦いのシーンでは血し
ぶき飛びます。
ぶっしゃー、という感じではなくスローモーションで血のしずくを見せている感じ。
あっちこっちで血みどろ、的な印象はありません。
きついと思ったのは八卦の陣のシーン。
大船団を率いて長江を下り孫権側の守る赤壁方面へ向かう曹操軍ですが、実は主力は陸路を使っており、その別働隊を劉備孫権連合軍側が裏をかいて孔明の八卦の陣を使って迎え撃つ、という展開。
赤壁の戦いの前哨戦です。
細かいところは省きますが、この戦いで曹操軍は翻弄されて敗北します。
このとき、曹操軍は分断され兵士は各個撃破される際に連合軍の兵士たちになぶり者
のように殺される、というむごいシーンがあります。
映画の中では主役でヒーローであっても、「戦争」では相手に対してむごかろうと何であろうと手段を選ぶ暇などなく、相手を倒す=殺す、ことになるんで
す。
もちろんこれが戦争。むごくて当たり前。きれい事では済まされない現実。
小学生くらいであれば見ても判断できるかなと思いますけど、大人がちゃんとフォローする必要はあるでしょう。
素直に、むごい、ひどい、と思ってほしいと思います。
そういえば、劉備役、孫権役の感想について書いてませんでした。
備君はイメージとしては耳や手が長いとか、むしろ売りをしていたとか、吉川英治だと初めから終わりまで好人物だけど正史では若いころはやくざっぽい時もあり、派手好きな一面もあった、などがありますね。
映画の備君は朴訥なおじさん、という感じを受けました。
三国志演技(や吉川英治)にあるイメージに沿っているのかもしれません。
変に美化されず、地味にキャスティングしたところに好感しました。
映画の孫権(仲謀)と自分の中のイメージはかなりギャップがありました。
ちなみに仲謀君の外見は碧眼紫髯(ヘキガンシゼン、青い目と赤い髯)とアジア人離れしていたことが伝わってます。
覇道の人兄孫策と守成の人弟孫権、といわれるように控えめで物堅いイメージがありました。
映画の仲謀君は外見的には兄の策君でも通るかもしれません。剽悍な孫家の一族、としては合格点をあげていい。
この映画ならではの展開があり、孫権はとても重要な役回りになってます。
そのあたりは、ちょっと意表を突かれたかな。
(おそらく)演技や正史に描かれていない部分を無理なく膨らましているこ
とも好感を持ちました。
あくまで自分のイメージとの比較の話です。
(次回分解)
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