2017年2月20日月曜日

西南戦争開戦日

2月19日は西南戦争開戦の日らしい。

西郷隆盛率いる薩摩士族軍が鹿児島を出発したのが今から140年前の明治10年(1877年)の2月15日。
この日は鹿児島で60年ぶりとなる大雪が降ったらしいです。
政府はそれから4日後の2月19日に征討の勅を発しました。
薩軍は大雪の中、2月21日には熊本城下に達してこれを包囲しています。
実戦が開始されたのは明治10年の今日、2月20日であり、実質的には今日が開戦の日としてもいいかもしれません。
さて、現在の熊本城は昨年の地震の影響で屋根瓦が落ちたままになっていて、やや落ちぶれた姿をさらしています。
ですが、西南戦争の実戦が始まる直前の2月19日に政府軍による失火?で城内から火の手が上がり、折からの強風であっという間に燃え広がって天守閣は焼け落ち消失したそうです。
いよいよこれからって言うときに、140年前には燃えちゃって無くなっていたんですね、熊本城天守閣。
しかも、直接の原因が戦争じゃなかったって、、、
ひょっとしたら、近代戦には必要ない、無駄に目標になるだけ、とかいう理由で政府が自分で燃やしちゃったのかもしれません。でも士気に関わると思うけどなあ。

西南戦争は最後の内戦とも呼ばれています。
戦争の中身(戦いの内容)は、とてもひどすぎて話になりませんし、何故西郷がここまで追い込まれなければならなかったのか、西南戦争という無意味で無駄な戦をする羽目になったのか、いまだに良く分かりません。それでも、西郷隆盛という人物は現在でも相応に人気もあるのですが、西南戦争で殺した若者の数を考えると、超極悪人、と言っても差し支えないと思うのです。
田原坂にある慰霊碑にはそこで戦死した若者たちの名前が彫られています。



(2016.3.20 田原坂 遠景 by αNEX-5N SEL24F18Z  24mm F 13 ISO100 1/125)

140年後の今日は、朝から暴風と雨がひどかったです。








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