表題は仮定形ですが、自由化されるのは2016年4月からです。
おなじみの価格比較サイト、価格.COMには既に日本各県毎に電気料金を比較できるサイトが立ちあがっています。
電気料金比較
自分んちの場合をシミュレーションしてみました。
自宅で選べる電力業者は九州電力を含めて5社。
これまでは一社独占でした。いっきに競争社会に入ったんですね。
自分は一人暮らしで、土日も外に遊び歩いている遊び人のため、あまり自宅にいません。
このため、電気の使用量そのものはそれほど多くありません。
1月分を入力してシミュレートすると、年間3万9千円弱使用している、となりました。
では実際はどうか。
2015年1年間の電気代は4万6312円でした。
年間の推移は以下のとおりです。
季節影響はあまり無いようですが、そもそも自宅にいないからです(苦笑
シミュレーションは若干少なめに出てます。16%の誤差は多いか少ないか。
では自宅で選べる電力業者で電気代が安いのは、
1位がHTBエナジー
HTBエナジーの本社所在地はなんとハウステンボスになっています。
ハウステンボスが設立した電力会社だったんですね。九州だけしか営業していないかと思ったら、全国で営業しているようです。
別府に地熱発電所を持っています。
親会社は旅行業者のHISです。
2位がナンワエナジー
こちらはあまり聞いたことがない会社です。
じつは他の比較サイト「エネチェンジ」
では、このナンワエナジーが一番お得という評価でした。
鹿児島の会社で九州地方だけ営業するようです。
3位がジュピターテレコム
ケーブルテレビの会社ですね。電力の営業は全国かと思ったら、限定的のようです。ケーブルテレビの営業範囲とかかわりがあるかもしれません。
九州では福岡、熊本の2県だけでした。
ケーブルテレビとかインターネットプロバイダも営業しているので、現在これらと契約している、もしくは将来契約の可能性がある場合、セット価格で安くなったりするかもしれません。
・・・と思ったら、契約の場合は「・テレビ・インターネット・電話などとセットになった「電力セット」にご加入頂くこと」という加入条件がありました。
4位がイーレックス、5位が九州電力=現行料金プランでした。
あくまでシミュレーションなので、実際には各電力会社の条件とか、解約時の条件などを調べた上で選んだほうがいいでしょう。
初の自由化に伴う営業なので、初めの数ヶ月から半年くらいは様子見したほうがいいかもしれません。
また、2017年4月からはガスも自由化になります。自分んちは都市ガスではないので、あまり関係はありませんが、場合によっては電力ガスが一体になったセット販売もあるかもしれません。
これまでエネルギー業は寡占化状態だったので、利権の温床になっていました。
たとえば、電力の寡占化は「原発ムラ」という怪物を生み出した温床です。原発以外に他にも多くの利権が存在します。
そして国の許認可権ともつながっていて、官僚の利権に密接につながっています。
私は自由化によるエネルギー業者自身の健全化が進んでほしいと思います。(多くの新たな起業と、努力のない企業の淘汰)
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