なんとなく(世界的な流れで)株価が上がって景気が部分的に良くなっているなんて話も聞きますが、モーターショー的には入場者数が減少し、現実の日本の景気や自動車市場を物語っている気がします。(場所も幕張より小さなビッグサイトだしね)
アジアだけでくくらなくても、極東エリアでの自動車の大きな市場は中国です。
そんな中国では東モより大きなモーターショーが北京と上海、2拠点で別々に開催されているのは当然の成り行きです。
かつて東京モーターショーは世界的にも重要で、世界のメーカーがプレミア出展(世界で初めて、新しい車を公開する場に東モを選ぶ)していました。
外国メーカーの出展がゼロになったリーマンショックは、外国メーカーが日本出展を考え直す一つのきっかけだったかもしれません。
以来、今年も米国勢は皆無でした。
ランボルギーニは東モでは出展せず、地方では出展するようです。
(いえいえ、そんなことはありませんでした。でもまともなプレミアカー(初公開)はBMWのM4 GTSとポルシェ 911カレラ4くらいで、後はコンセプトカーばっかり。スズキ以外の日本メーカですらも。張りぼてばっかりのプレミアなんて要らないよ。)
トヨタの次期プリウスなんて、ラスベガスで初公開。
ホンダのNSXは北米デトロイトで、Civic Type-Rはルマンで初公開。
自動車メーカーが林立するという点で日本は特殊な場所ですが、それはこれまで日本が大きな市場だったという背景がありました。
ドイツ、イギリスやアメリカも同じようなことがいえますが、これらの国々では仮に市場規模が大きくなくても自動車のレースなども盛んです。
日本はこれまでのところ自動車はあくまで道具で、楽しむものという価値観は育ってきませんでした。
個人的には、何がありがたいかさっぱりわからない運転の自動化の動きも含めて、日本の自動車産業、自動車社会の有り様の将来が不安です。
来月、福岡でモーターショーがあります。いつもは年明けですが、今年は年末です。
今年は行くつもり(前回の昨年年初は出張で行けんかった)ですが、今回是非見たいなーと思う車は、実はあんまり無いですねえ。。。
見に行ったらわくわくどきどきするかも知れませんが。
参加メーカーが減少しても、普段見れない車が見られるという点で、日本のモーターショーは続いて欲しいです。
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