2016年1月31日日曜日

マイナス金利

マイナス金利とか甘利氏辞任とか、週末にかけていろいろありました。

甘利氏辞任の件はいわゆるスキャンダル系と思われます。
思われます、と書いたのはまったく感心がなく、ニュースの見出しすらスルーしていたので大雑把にすら事件の内容を知りません。
安倍が責任取ってやめるというならまだしも、マスコミの弱い攻めの中で、普通の政権ならこの手のスキャンダルは危機ですが、マスコミへの圧力と統制が強い現政権においてはこの程度は簡単にもみ消すでしょう。初動からマスコミの反応が弱く、政権側の統制しか感じなかったので、その時点で関心は薄れました。腐った政権と取り巻きには困ったものです。

さて、マイナス金利ですが、金曜日の市場の反応は意外に限定的であったように思います。
月曜日の市場は大きく伸びることでしょう。マイナス金利とはいかなることか。
簡単に書けば、お金を借りると、利子がもらえる、ということです。本来なら払うべき利子がもらえる、ということです。

逆にお金を預けると一定期間分の利子を「払う」必要が出てきます。

恐らく、今すぐには小口の預金者への影響はないと思います。
直接的には市内の銀行が中央銀行(日銀)に預ける「当座預金」に対する措置です。
マイナス金利が長期化すると、小口の預金者にも影響が出てくるかもしれません。
たとえば、銀行口座を維持するために毎月いくらかの口座維持費がかけられるとか、もっと直接的に、預けているお金に対して一定の金利を徴収されるとか。
ヨーロッパでもこういった逆転現象があるらしく、スイスのある小規模銀行では、顧客の預金が年間0.125%減るとか、デンマークでは、住宅ローンを変動金利で借りている住民が毎月、取引銀行から利子を受け取っているといったことがあるらしいです。

現在の日本ではお金を銀行に預けても金利なんて微々たる物で、ATMの手数料でマイナスになっていることのほうが多く、実質マイナス金利といっても良いのではないかと思ったりします。

欧州もスイスも不景気に対する景気刺激策として金融緩和を行っていて、そのためのマイナス金利です。
不思議なのは、日本です。
日本の政府は景気は回復に向かっているという姿勢です。一方で日銀は更なる金融緩和でマイナス金利を導入。
日銀と政府の歩調があっていません。もっといえば、世間の景気に対する分析が日銀と政府で異なっています。

いくら黒田君がバズーカ?を撃ってもザルになりますね。その間に日本円の価値は下がり続けていますので、近くない将来、日本人にとってうれしくない事態になるような気がします。(天災が起こって、円安が想定外の水準になるとか)














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