2016年1月20日水曜日

スターウォーズ ep.7 感想

今日は久しぶりに晴れましたが寒さは相変わらず。日中の最高気温は恐らく3℃程度。
さみー。
週末は最高気温すら氷点下のまま、最低気温はマイナス5~6℃になる、というお告げ 予想です。うひー。どっか温泉にでも行ってこよう・・・出れなくなるか???

さて、先週末に世間で騒がれている?スターウォーズを見に行きました。レイトショー1300円!
実はep.3をしっかりは見てないんですが、まぁいずれどこかでお目にかかることでしょう(w

私にとってスターウォーズは、子供の頃に宇宙のことが好きになって以降に見た、宇宙を舞台にした映画でした。
当時(1980年代)、宇宙の年齢が150億年といわれてました。(2016年現在は観測技術や解析手法の向上で135億年、と言われています。)

 


スターウォーズの冒頭、

a long time ago in a galaxy far far away...

というのが「グッ」と来ましたねえ




今でもなく、近未来でもない。
実は、宇宙が生まれてこのかた150億年経っている、時の流れのどこか(数十億年前かもしんない)、遠く遠くの銀河系のどこかで起きた物語、、、


映画を見ている自分たちは、作中の宇宙船のワープ(ハイパードライブ)や空中を走る車、C3POやR2D2などのドロイドなど凄い技術を使っているような映画の中の世界よりもはるか未来にいて、宇宙に出るのがやっとの、たいした事のない世界にいて、この物語を見ている、、、
まさに冒頭の一文で一気に時空のかなたに追いやられてしまいます。
自分はその当時、夜の宇宙を見るたびに、時間と空間、の想像を絶する大きさと拡がりに圧倒され、自らのちっぽけな存在を痛感する一方で、星の光が降り注ぐ中、自分の魂が宇宙空間に溶け込んで漂っているような、なんとも言えない開放感を感じていた時期でした。
(この、はたから見ればぼーっとした時期が小学2~3年から中学2年くらいまで続いてました。)
 

そんな衝撃的な映画をテレビで見たのが恐らく小学校高学年。
あれから実世界で30数年。。。あの当時の3部作の最後から30年後の世界が今回の「スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒」の舞台になります。



映画全体を評すると、ある一点を除いて、予想(期待)通りの良い映画でした。
テンポも良かったし、この作品独特の雰囲気も壊さず、配慮の感じられる丁寧に作られた作品です。絶対お勧めします。
前の映画見なくても十分楽しめる映画です。
前作見ていたら200%も300%も楽しめること請け合いです。

ですが、エピソード1とかエピソード4のような一話完結ではありませんでしたね。
ここはジョージ・ルーカスが絡んでいたら少しは変わっていたのかもなあと思うような部分です。悪くはありませんけどね。エピソード2とか5のような、伏線が目立つ作品になってます。
あと一点、倫理的にどうよ?という部分があったので、、、、
この先は、思いっきりネタばれ含みます。
これから見ようと思う人は、ここでさようなら。。。。

今回の映画の主人公はレイという女の子とフィンという黒人の元帝国軍兵士(ストームトルーパー)と思われます。
が、前作(しかも初期の3部作)の主人公、出演者たちがそろって競演しています。
私よりも前に映画を見た会社の同僚が「同窓会」といったのもうなづけます。
みな年をとっています。地球人と同じ姿の人物は。
当たり前です。現実世界でも30年を経ているのですから。
でも他の星の人々で年を経たことを感じたのはあまりいません。
チューバッカ、アクバー提督とかXウィングのパイロットのニエン・ナンとか。(提督はしゃべっていたから同一人物ってわかるけどニエンは同一かどうか怪しい)

いきなり冒頭の黄色の文章が画面手前から奥に消えていくあの解説によると、ルークが消えた、という情報が分かります。
エンドアの戦いの後、皇帝は死にダースベーダーも解放されてアナキン・スカイウォーカーとして身を全うしたはずでしたが、帝国軍は壊滅しなかったようです。
帝国の後を継いだファーストオーダーなる組織が反乱同盟軍やレジスタンスを亡き者にしようとしている状況であるようです。

ジャクーという砂漠の惑星でいろいろな登場と出会いがあります。
タトゥーインじゃないんですね。
上記の主人公もそうですが、気になるのがカイロ・レンというあからさまにダースベイダーの2番煎じと、ポー・ダメロンという凄腕のXウィングパイロット。カイロ・レンはダークサイドのフォースの使い手ですが、師匠は誰?と誰もが思うはず。
かのヨーダが昔言った言葉。
「いかなる場合であれ奴らは二人。師と弟子で組んで動きよる。」
カイロレンはダースベイダーの仮面(火葬による熱で変形してますが)に向かって、

レイは途中でカイロ・レンに捕まりますが、フォースによる尋問は彼女の持つフォースの力を呼び覚まします。
そのフォースを使いこなしていく成長のスピードは驚異的です。おそらくルーク以上かと。
いきなり誰にも教わっていないのにマインドトリック駆使して逃走に成功。
確か、ジェダイも師と弟子、一対のハズ。彼女の師匠は。。。カイロ・レンってこと?いやいや、、、、
きっと彼女の知られざる過去に何かあるはずです。
作中を通して、レイはとても表情がいいと感じました。この人は演技がうまい。
この場面でカイロ・レンはあっさりとマスクをはずして素顔を見せます。
ダースベイダーは生命維持装置と兼用だったはずなので、それとは大違いです。

後にカイロ・レンがルークの甥。つまりソロとレイアの不肖の息子だと判明します。(なんとなく途中から読めていた展開でしたが)
ベン、と呼びかけダークサイドから引き戻そうとする父親ソロの前に、ためらいを見せるカイロ・レン。え、ベンってのが本名?ベン・オーガナ・ソロ?ベンってベン・ケノービ?
とグルグル頭の中で回っているうちに、カイロ・レンのライトセーバーが父親の体を貫きます。
あまりのショックに声も出ません。映画館で声を出しちゃいけませんが。
子供の父殺しはやっては(見せては)いけないと思うんですよね。いくら映画のストーリー上の事とは言え、ね。フィクションの世界でも、倫理上やっちゃいけないルールってあるんじゃないの?って思いました。
この映画での、一番最悪な、醜悪な場面でした。
ルークも父を倒したけど救ったんですよ。倒すことで彼を解放してあげたんじゃないか。
そういう前作の色合いとは異なる展開でした。
こうなったらどうなってもベン=カイロ・レンは暗黒面(ダークサイド)から抜け出せません。
だって血のつながった世界でたった一人の「父親」を自らの手で殺害したんです。

その後、レイがフォースの力全開でカイロ・レンを圧倒。レンに対して勝利はしたものの、止めをさすことなく最後はけりがつかないままになってしまいます。
ファーストオーダーの最高指導者、スノークというのがカイロ・レンの師匠のようです。
これまでの流れで言えば、彼らがシスの師と弟子、一対の存在、ということになります。
映画の終わり間際に、スノークはカイロ・レンに対する修行の最後の仕上げをするとかなんとか言ってました。

映画の終わりに、ルークが行方をくらまして以降スリープモードになっていたR2D2が起動し、BB8の持っていた鍵と合わさってルークの居場所が判明します。
レイとチューバッカ、R2D2がルークのいる星に向かいます。ルークはその星のある島にいました。
この島、どこかで見た島に似ているなー、と思ったら沖ノ島にそっくり。(気のせいかも)




ルークのいた島には寺院っぽい石造り建物がありました。ジェダイテンプルですかね。
そしてフードをかぶる人物が振り返り、フードをとるとそこにルークが。
レイは彼のものとされるライトセーバーを差し出して、、、、終演。
とにかく伏線の多い映画でしたね。伏線が伏線のまま終わっとる。もやもやするー。

レイとフィンは何者なのか?
本当にソロは死んだのか?
何故レイはああも見事にフォースを使いこなせるのか。
カイロ・レンは最後の修行でパワーアップするのか。(出来る奴のようで、へなちょこぶりも散見されましたからね。いやレイが凄すぎるのか。)
スノークの正体は?
反乱同盟軍とファーストオーダーの戦いの行方は?
あと銀色のバケツ頭(ストームトルーパーの上官)、声は女性でした。実は次作で仮面はずす?

次の公開予定は2017年ですかね。来年かー待ち遠しいですね。






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