2003年7月25日金曜日

子供の頃、大分に住んでいた私は夏の時期になるとよく蚊に刺された。
大分では「蚊に噛まれた」、という。犬でもないのに、である。
ちなみに「犬が吠えている」ことを「犬がおらびよる」という。人がわーわーわめく事も、「おらぶ」である。
・・・それはさておき、蚊の事。
黒地に白のボーダーの入った蚊は、子供の目にはそれは大きく、憎らしく見えた。
ある人が、「蚊に噛まれた時、そこの筋肉に力を入れたら蚊は針が抜けなくなるのですぐ殺せる」
などといえばすぐ試してみて、目的は(当然)果たせず、しかし指されたところは大きく膨らんで非常に痒くなるわで散々な思いをした事もある。
蚊。
昔はそれは沢山いて、さんざん噛まれた気がするが、関東に来て以来あんまり刺されなくなった気がする。
少なくなったわけではあるまい。
TVゲームで自分が蚊になるゲームもあるくらいだ。
何で虫偏に文、なのだ?ぶんぶんいうからか?
布団にもぐりこんだあと、耳元であの耳障りな羽音を聞くと「絶対殺してくれる!」と一旦消した明かりをつけて、目を三角に心が殺人鬼のごとくなるのは蚊ならでは、である。

蚊、というだけでこれだけ書けた。
さすが、蚊。人類の敵。


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