2017年1月10日火曜日

パリ協定

余りにも日本で騒がれない、この世界的な取り組みについて時折触れたいと思っています。

そもそもパリ協定とは、英語表記では
Paris Agreement
となっていますので、「パリ合意」でも良いのですが、日本国内では「パリ協定」と言う名で通っています。
一昨年の2015年12月にパリで行われたCOP21で採択された、気候変動の抑制に関する世界的な取り決めとか合意を指します。
この一つ前の世界的な取り決めが「京都議定書」(Kyoto Protocol、1997年に京都で開催されたCOP3で採択)だと考えれば、分かりやすいでしょう。
ただ、京都議定書には温室効果ガスをたいへん多く排出しているアメリカが批准しませんでした。(当時の「不都合な真実」で有名な、アル・ゴア副大統領は推進派だったのですが、国内の敵対勢力に抗しきれず、後に続いたブッシュ小僧が議定書を拒絶。)
この協定に日本の態度はどうであったかと言えば、終始一貫、及び腰。

結果、パリ協定にはアメリカも中国、インドも締結したにもかかわらず、ぐずぐずしつづけ、この協定が昨年11月4日(採択から1年も経たずに!)に発効した後になって、ようやく受諾しました。(協定の発効要件が国数や排出量で、前述の大量排出国が早々締結したため、あわてて、と言う感は強い。)
この乗り遅れは、大変なマイナス効果になって出てきます。
ちなみに、このCOP21には、安倍首相も初日には出席してました。

この取り決めの大きな目標として、
「地球の平均気温を2℃削減する目標のみでなく、1.5℃減以内にすること」
です。

昨年暮れにはCOP22(モロッコ・マラケシュ)が開かれ、このパリ協定の具体的なルールが話し合われています。
具体的な話になると難航するのが世の常ですが、なんとか期待された成果(ルール決め)が出来たようです。

COP22が始まって二日後にようやく批准した日本。COP22のパリ協定に関する会合ではオブザーバー資格での参加(なんにも主張できない)となっています。

と言うわけで、いきなり躓いた感があります。
加えて、COP22の最後では、途上国における石炭火力発電所に巨額の支援を行っていることなど、パリ協定に逆行するとして不名誉な化石賞を受賞。
日本でこのニュース、見たことないですね。安部の差し金ですかね。

安全性と、そのエネルギーサイクルおよび、全体的なコストに問題を抱える原子力を優先し、再生可能エネルギーの促進に出遅れ、世界的な潮流に乗り切れない日本。
早いところ、この姿勢、体質を変えないと、どんどん出遅れてしまいますね。
なぜこの世界的な不祥事をマスコミが触れず、政権を糾弾しないのか、不思議でなりません。


0 件のコメント :

コメントを投稿