2004年3月10日水曜日

病院での話

病院にいくと、外来さんが待合室で待っている。あたりまえか。

自分以外の外来患者を観察していると面白い。
今回自分が行った時には風邪引きさんが多かったが、風邪引きさんの年齢層は下は3~4歳の子供から上は50代くらいのおじさんまで幅があった。
茶髪の兄ちゃんもマスクして肩でゴホゴホ言っている。かなり辛そうだ。
三つか四つくらいの女の子もおめめうるうるでじっと我慢しているぞ、兄ちゃんも頑張れ!

さて、そんな風邪引き団体さんのなかでどう見ても老けた高校生くらいの兄ちゃんと多分年齢より「ぱっ」と見、若く見えるおばさんのセットがいた。たまたま席が直ぐ後ろだったので「聞こえちゃった」会話から推測すると親子らしい。
風邪引きさんは息子の高校生兄ちゃんの方である。
このぱっと見すごく若くて綺麗なおばさんと、老けた高校生の息子のセットはよく見れば見るほどアンバランスで噴出しそうになりそうだった。
そして振り返って考えると自分はもうすでに小学生の頃から自分で病院行くように(半ば強制的に)させられていたが、この異様に若く見えるお母さんは「高校生の」息子の付き添いなのだった。
「ちょっと甘やかしすぎてませんか、お母さん。」と突っ込みのひとつも入れたかったが、(いくら母親が綺麗だからといって)他所様の家のことにあれこれ介入してはイカンので、ちょっと油断すると噴出しそうになる笑いと自分の熱の苦しさと複雑な感傷を押さえ込む苦しさとがない交ぜになった気持ちでいた待合室だった。

待合室って辛いやね。

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