2004年3月20日土曜日
伊勢エビが豊漁と言うけれど、、、
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福島で「伊勢エビ」、潮流変化か今年も豊漁期待
福島県いわき市沿岸でこれまでわずかだった伊勢エビの漁獲量が急増している。潮流が変化した影響とみられ、今年も海水温が上がるシーズンを前に漁業関係者の間には「豊漁」への期待が高まっている。
伊勢エビは本州、九州の太平洋側に主として生息。北からの親潮の影響を受ける福島県沿岸では生息が難しく、茨城県が北限とされてきた。しかし4年前から、沿岸の刺し網漁などでかかるようになり、同市の小名浜漁協の漁師も「多いときは一回に150から160匹揚がることもある」と話す。福島県水産試験場によると、同市内六漁協の伊勢エビの総水揚げは1995年から5年間は資料がないほどわずかの漁獲量だったが、ここ4年間は年間5―11トンを記録。「近年で黒潮の影響が強かった99、2001年などに福島県沿岸に流れ着いたエビの幼生が水温の高い時期に寒さに強い稚エビに脱皮、成長したのではないか」と推測。今後も好条件がそろえば個体数が増える可能性があるとみている。
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今日、関東では雪が降ったところもあるくらい寒かった。
一方、沖縄県・八重山諸島では海開きだったらしい。気温27度。
いいなぁ。
伊勢海老の北限が茨城県から福島県まで北上しているらしい。
以前、ここにも記したが伊豆でも越冬する南洋性の魚たちが増えているらしい。
台風とか黒潮に乗って南の魚たちが伊豆半島に流れ着くのだが、大抵、冬の寒さを乗り切れないで死んでしまう。
これを「死滅回遊魚」という。
ダイビングと言うと浮かれた遊びのようだが(実際そうだけど)、死滅~なんて言葉を聞くと厳然とした自然の摂理を感じざるをえない。
これが最近「死滅」せずに越冬してしまうらしい。
クマノミとかハタタテダイとかが年中見れてしまうのはうれしいが、そう浮かれてもいられない。
もともと伊豆に生息している生態系を崩してしまう恐れもある。
上の記事もそうだ。伊勢海老豊漁、で喜んでいてはいけないのである。
「エコ」、という言葉。決して人間だけの価値観だけで取り掛かっていてはいつかは自然のしっぺ返しを受けるだろう。
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