2004年3月11日木曜日

投資効率

さてさて、持株のうち、長谷工と他鉄鋼勢はここのところ旭日昇天の勢いである。
今日の日経CNBCでコーザブロー君が触れていたのはこれら低位株の上昇に上値余地の有や無しや、という点についてである。
結論としてはまだ上値あるかもしれない、ということだったが、私の場合、儲かっている時は何を聞いても心地よい音楽になってしまうお調子者投資家の耳である。もっと毒のある話を期待していたこともあるが、聞いていて別な事を考えた。

自分の投資姿勢の前提には、
「投資能力に余力があると感じた時は出来る限り(投資先は)多角化すべし」
というものがある。

対極にある言葉として、過去に経営に対する方針としても使い古された言葉であるが「選択と集中」、というのがある。

自分が信奉して止まない『孫子』の一節にも「敵を分散させて、味方は集中させるべきである」という記述がある。
分散は防備する面が多くなって、一つ一つが小勢になる為に非効率になる、ということだ。
時によっては投資にも当てはまるのだろう。
しかし実は「選択と集中」とは戦略的に追い詰められた際の窮余の一策(一戦術)でしかない。
集中しなければ投資効率があがらない、という状況は既に投資活動には不適である、ということと同意ではないだろうか。

やはり投資は「分散」、が基本。

そう考えて、現在の投資配分をやや見直したほうが良いか、と思ったのだ。
ハイテク銘柄はリコー一社。
内需系は建設銘柄1社、鉄鋼2社、鉱業1社
こういった「くくり」で見ればハイテク株対内需株比は時価計算で7:3である。バランスが良いとはいえない。

そろそろ鉄鋼株を処分とハイテク系銘柄の調査を始めようか。



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