2013年11月9日土曜日

今日うぐいすの 初音きかせよ

真っ赤なP+の慣らし運転を兼ねて、九州国立博物館(以下、国博〈コクハク〉)に行きました。
今、「尾張徳川家」のおたから、展示中です。
正式には


特別展『御三家筆頭 尾張 徳川家の至宝』


です。


実はあまり興味なかったんですが、「こいつだけは見ておかないと」と言うものがありました。
それは、


「初音の調度」


「源氏物語絵巻」


今までにも何度か紹介していますが、源氏物語とその絵巻には関心がありまして、諏訪湖のサンリツ服部美術館とか、国博でも以前展示があったものを見に来ています。


美術館に行ってきました(2007年7月8日)

GWの最中(2008年5月4日)


国宝云々よりも、
源氏物語の内容と、その絵巻の中身(絵そのもの、デザインや全体から受ける雰囲気、つーかオーラ?)
に個人的に感じる物、受ける物があるんです。


今回、その絵巻そのものの展示があります。(なんせ、現存する絵巻は尾張徳川美術館と東京五島美術館にしかない)
なんでも尾張徳川家に嫁入りした3代将軍家光の娘(長女・千代姫)の嫁入り時の宝だったとか。
また、同じく嫁入り道具だった「初音の調度」も源氏物語にゆかりのあるもの。
自分の祖母の名前が「初音」さんだったから、というのは関係あるんでしょうかねえ。
ただ、その存在を知ったのは祖母名つながりではあります。


11月頭の3連休の中日に行ったんですが、あいにくの雨模様。
車で行ったんですが、なんと駐車場が満車で1時間待ちと言われました。
時間がちょうどお昼頃だったので一旦引き返して、道沿いにある「小麦冶 筑紫野原店」でお昼ごはん。
小エビ天うどん ¥330





うまかったです。九州のうどんは讃岐のようなコシはないけど、汁も含めてうまいよねえ。
ちなみに「かけうどん」は170円。
食べた後にコンビニでビニ傘を買っていくとまだ1時間待ち。並んで順番が来るのを待ちました。




下の駐車場に止められたのは40分後くらい。
雨の降る中、てくてくと博物館に向かいました。
雨模様ではありましたが、お客さんいっぱいです。

いよいよ尾張徳川家のお宝です。
いきなり正面に水牛角の兜で威圧している甲冑がありました。
狸ジジイこと、家康の鎧兜だったようで、尾張家初代が拝領したもの。
兜や鎧のほぼ全面に熊の毛が植毛されているので、その名も「熊毛植黒糸威具足」
水牛角の兜はさすがに家康の老体には無理があったんじゃないかなーって思いますが、威圧感はばっちりです。



最初のフロアには、この鎧兜の他、数多くの刀剣が飾ってあります。
一番印象に残ったのは「村正」
そのおどろおどろしい刃の模様は印象的です。
世に言う「妖刀」とはこのことか、と思わなくもないですが、妖刀伝説は後世の創作のようです。
現に、徳川家の宝として残され、自分の目の前に「村正」がある、と言うことだけでも「妖刀」が作り話である証拠でしょう。
しかしこの模様を見たら、えもいわれぬ怪しさを感じます。



さて、次のフロアにはこれまた予想外の名物・逸品たちが待っていました。
何も言いません。いろいろ展示されてますが、


古瀬戸肩衝茶入 銘 横田
白天目
油滴天目
織部茶碗


これらを見てもらえれば、わかります。この4品が私のお勧めです。
織部茶碗は今まで見たことがなかったので、非常にいい機会でした。
織部の自由さと味わい深さがなんともいえません・・・
それと、


古銅砧形花生 銘 杵のをれ


という花入れ、まあ花瓶ですな。があります。
この名物の歴史的な経緯、というか持ち主の変遷が面白いです。




その後はザーッと流して、源氏物語の場所へ。
あ、違った。「至宝」のフロアへ。
ついに「初音の調度」の実物を見ました。




が、
実は正直、(こんなものなのかー)と内心思っちゃいました。
「葦手書き」と言われる、絵の中のパーツに文字をしのばせる技法を知るいい機会ではありました。
金ぴかの道具って、いまいち気持ちが乗らないんですよねえ(理由はそれだけか?って気もしないではありませんが)
国宝なので、まぁ気が向いたら見てください(え?)
蒔絵史上の最高傑作だそうです。確かに美しいです。


おまけに残念なことが。
自分が行った11月3日は、源氏物語絵巻の本物は展示されておらず、模写本でした。うがー




10月12日〜10月27日の期間に
源氏物語絵巻 横笛
が展示されていたようで、自分が行った日にはこの絵の模写本がありました。
11月12日〜11月24日の期間には
源氏物語絵巻 竹河(二)
が展示されるようです。絵巻中最も華やか、と言われる場面です。ぜひお見逃しなく(涙☆

 
 




狩野探幽の屏風絵「四季花鳥図屏風」↓


いいですなー探幽。
雪舟のような雰囲気があります。まさに本当の印象派。
(洋の印象派は19世紀中ごろ。一方雪舟や探幽は16~17世紀。
洋の印象派は19世紀のパリ万博の日本画が発端ではないか、とも言われてます。
だから印象派の画風は日本人の価値観に受け入れやすいでしょうね)
ちなみに、入り口付近にある狸じじい(家康)の絵。あれも探幽作です。


いろいろ、「とほほ」な面もありましたが、総括すると、


来て見て良かった徳川お宝☆






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写真は

「九州国立博物館」

ご覧のスポンサーからの提供でお送りいたしました。
(*転載とかしないでね。)



特別展『御三家筆頭 尾張 徳川家の至宝』
九州国立博物館で2013年12月8日まで絶賛開催中!
ぜひ、お見逃しなく。




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