2018年5月14日月曜日

2018ニュルブリンク24時間耐久レースの顛末。

今年のニュルブリンク24時間耐久レースは天候が大荒れだったようです。ニュルが24時間通して天気がいい、というほうが少ないとおもいます。思い出せるレースでも2~3度しかない。
昨年も雨で荒れたレースになりました。たしか昨年はヒョウも降った。
昨晩夜中12時くらいに見たら濃霧で赤旗中断、恐らく2~3時間中止。

SUBARUは、なんと、レース終了1時間前に車両が停止。その後辛うじてピットまで辿り着き緊急作業をおこなったものの、そこまで稼いだリードに助けられてSP3Tクラスの優勝を獲得

注目のスバルは、前日序盤のオイル漏れトラブルのあとは極めて順調に周回を重ねていた。
AWDの90号車、スバル WRX STI NBRにとって雨をむしろ味方につけ、
SP7やSP8クラスに匹敵するタイムで総合50位前後、SP8で走行するレクサスRCFより上位についたほどだ。
このまま走り切ればクラス優勝は安泰と思われたが、今年もニュルの魔物はスバルの楽勝を許さなかった。
SP9クラスのトップが入れ替わった直後、山内選手がドライブする90号車が突然スローダウン。
その前にエンジン回転数がばらつくなど不調が出始めていたようで、最後はピットに戻る途中で停止してしまう。
なんとかピットまでたどり着くと、ここでもメカニックが落ち着いた作業を見せて(おそらくコンピュータ交換)、
残り22分でコース復帰を果たし、なんとか完走。総合62位、SP3Tクラス優勝を果たした。

終盤に赤旗が出た時、もうこれで(レースが)終わると思って我々は油断をしてしまった。
クルマを雨の下に置きっぱなしにしたことが(ゴール1時間に車両が停止してピット作業をおこなった)
トラブルを生んだのかもしれません。
ボンネットに熱を逃がす穴が開いているのですが、クルマが止まった状態だとそこから雨がエンジンルームに入ってしまう。
その影響で、コネクターなどに水がついて電気系統のトラブルを呼んだようです」。
このコメントはやや疑問が多く残るコメントです。SUBARUのターボ車は、ある意味アイデンテティとして、冷却風をインタークーラーに当てるため、ボンネットに穴がいています。
市販車の多くもそうです。自分もほぼ10年インプレッサWRX STIに乗っていました。
雨(水)がボンネット内に入ってはトラブルの元になる、なんて話は聞いたことがない。
洗車もできなくなるじゃん。理由はほかにあるのでしょう。やや、消化不良なレース結果(結果的には何度目かのクラス優勝達成ですが)
AWDの強さを見せる事ができたのはよかったです。AWDでなおかつ、速いことを証明しているので。良しとしましょう。

2018年ニュルブルクリンク24時間レース、総合優勝は912号車ポルシェ911GT3 R。2位の4号車メルセデスAMG GT3とは、終始トップ争いを続け終盤のゴール1時間ほど前にテールトゥノーズのホームストレートから第1コーナーのバトルの末、ポルシェがメルセデスを抜き去りトップ交代。そのまま逃げ切った

SP-PROクラスにエントリーしていたレクサスLC(トヨタGAZOOレーシング)は、総合98位で完走
日本人ドライバーが参加する42号車レクサス RC Fは総合45位、43号車レクサス IS F CCRが総合46位。SP8クラスの3位と4位だった。

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