2018年11月20日火曜日

日産自動車の経営者、カルロスゴーン氏が東京地検特捜部に逮捕

スキタイの記事をアップした後、月曜の夕方驚くニュースがありました。
日産自動車の経営者、カルロスゴーン氏が東京地検特捜部に逮捕されました。
そもそも、日産自身も内部調査を進めていたようで、すぐさま解任への動きが報道されています。

地検の容疑は実際より少ない報酬額を有価証券報告書に記載したこと。いきなり地検が動くのは不自然な気がします。こういった件は、国税庁のマルサが動くのでは?

日産によると、会長のカルロスゴーン氏だけでなく、代表取締役のグレッグ・ケリー氏も含め、開示されるゴーン氏の報酬額を少なくするため、両氏が長年にわたって実際の報酬額より少ない金額を有価証券報告書に記載していた。
ゴーン氏が日産の資金を私的に支出するなど複数の重大な不正行為も確認したといい、こうした不正にケリー氏が深く関与していることも分かったという。日産は検察当局に情報を提供し、捜査に全面的に協力してきたと説明。今後の捜査にも引き続き協力するとしている。

とニュースにあります。国税庁ではなく、地検が動いたのはこういった背景が原因でしょう。

明日の日産株大きく下落するでしょうね。
日産だけではなく、フランス・ルノーにも影響を及ぼすでしょうし、フランスの官憲も動くでしょう。


経営者としては、大きく評価されて、尊敬も集めていたと思われるので、これは社会に与える影響も大きいでしょう。とはいえ、ゴーン氏のやり方が無条件に評価できるか、と言うと、彼は単なるコストカッターでしかありません。
それが経営者としては当たり前なのかもしれませんが、これまでに、大勢の恨みや呪いの声を背中に受けながら進んでいったことは想像に難くありません。日産の車に夢があるかと言えば、現在の日産にはちょっと感じられません。車好きな人に魅力を感じさせる会社ではないのは確かなので、これは本田やマツダも含みますが。
自動車会社の経営者としては2流かも。今回の事件で、3流以下にまで堕ちてしまいましたが。
とはいえ、日産の経営がすぐさま傾くことはないでしょう。その点はゴーン氏が手堅く経営を固めたていた証拠なので、純粋にマネージャーとしては評価していいのではないかと思います。残念ですね。











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