2019年9月2日月曜日

9月2日、曇り、5時起床。気温24℃。【颱風玲玲(レンレン、LingLing、18号)と今後も颱風続発可能性ありかも】【NHK 時代劇蛍草の感想(3)~(6)】

9月2日、曇り、5時起床。気温24℃。

昨日、書きそこないましたが、恒例の月替わりでTOP画像を変えています。
今月は、鞠智城とアウトランダーPHEVです。


今朝方は霧も出ていました。
天気予報では午前中を中心に晴れる予報になっていて久しぶりのいい天気になるはずだったので、朝から洗濯機を回し、干して出勤。

午前中いっぱいはずっと曇り、午後も夕方近くなるまで曇りでした。
日暮れ直前にうっすら日が差す程度。

ただ気温は高め。夕方5時頃、28℃で夜になっても蒸し暑さが戻ってきた感じです。
8時現在も28度です。
昨日まで涼やかだったのに、今晩は、ムシムシします。

寒かったここ数日、それほど、夜の虫の音も大きくなかったのですが、今晩は盛大に鳴いています。
洗濯物はなんとか乾いていました。
明日も雨っぽいです。

帰宅時、足を延ばしてニトリで1時間20分ほど普通充電しました。多分中速充電30分と同じ電気量かも。
会社を退社するときEV23km
ニトリでEV23k→11kになり、充電で30kmになりました。明日の会社への往復分。
多分明日の帰宅時も充電必要。

1時間半、近く、ニトリ店内と隣のコンビニで過ごしました。1時間が限度だな。


【颱風玲玲(レンレン、LingLing、13号)と今後も颱風続発可能性ありかも】

颱風玲玲、がフィリピンの東海上に発生。玲玲は香港由来のアジア名。です少女の名前だそうです。かわいらしいですね。玲玲。
昔日本にいた、パンダのリンリンがまさにこの玲玲です。
中国語の発音ではレンレンです。
今週末あたりに九州に最接近。

颱風そのものより、颱風の影響で秋雨前線の動きが分かりにくくなってきました。
またしばらく雨が続きそうです。



太平洋高気圧がつよくなったり、弱くなったりして、南方海上に多くの颱風の卵が出来ています。

9月2日20時20分のひまわり画像、全球。カラー








【NHK 時代劇蛍草の感想(3)~(6)】
NHKの時代劇ドラマ、蛍草がいよいよ佳境に入っています。
今週末には7回目最終回を迎えます。
前回8月の初旬に1~2まで見ました。
NHK BS時代劇「蛍草」の感想(1)、(2)まで


先日書きそこなったので3回目~6回目の感想です。

3、4回目

題名の「蛍草(ほたるくさ)」は風早家の庭に花を咲かせているのを菜々が観ているとき、谷村美月さん演じる(風早市之進)の妻佐知がその花は蛍草というのですよ、と語り、朝に咲いて夕方には枯れているのは儚い、と話します。
(3)で、この話をした風早市之進の妻、佐知、(谷村美月)が、幼い二人の子を残し病気で亡くなります。死に際、夫と子供のことを菜々に託します。
轟平九郎の姿が徐々に明らかになってきます。
先代の用人で江戸屋敷に勤めていた、日向屋という商人とつながりがあり、風早家ともゆかりがあり、それが恨みになっている。
菜々の父親、安坂長七郎が江戸で切腹になったさいの、その原因になった、斬りつけた男が轟平九郎。
轟平九郎が罠にはめて、そうなるようにしむけた、と受け取れる場面が出ます。
市之進は妻の死後、謹慎を命じられますが。叔父夫婦が訪ねてきて、市之進に縁談を持ってきます。
女中菜々と市の進の仲をゲスの勘繰りをする叔父。
(4)は登場人物が増えます。
風早の仲間が轟平九郎を襲撃。この襲撃の主犯と、仕立てられて、市之進は上意により取り押さえられて、牢獄につながり、家は閉門に近いかたちになります。
当然風早家中は離散。幼い二人の子供(正助、とよ)の兄妹は菜々が引き取り、
ってええっ!?

使用人の甚平さん市の進が引っ立てられていくときの抵抗で怪我した模様。は恐らく実家に療養にもどるのでしょうか、

ストーリー上、菜々が二人を引き取ることは、半ば既成事実のように進んでいきますが。
実際には、かなり無理のある展開。
いち女中が、形式的には犯罪を犯して閉門扱いになった家の幼い子を引き取って育てよう、と言うのは、よほどのバックアップが期待できなければ、理想があっても、現実的でなく、引き受けられません。そんな人が女中になるかしら?
もちろん、菜々には、蓄財や、実家が裕福で、藩の重役である、とかいったバックがあるわけではありません。
こんな中で、前回、妻を亡くした市之進に、下司な伯父が持ってきた縁談がありましたが。
牢に入れられる前にその縁談の相手が訪ねてきます。、雪江と言う女性。以前から市之進を慕っていたという。鏑木班の奉行の娘らしいです。

彼女が幼い二人を引き取るのは、世間体的には厳しいですが、経済的に、武士の子を育てる環境的には最もいい形。

最もいい形が幸せとは限らない。

菜々さん、質屋のお骨さんこと舟さんに相談し、あばら家を借ります。
当初お骨さんが吹っ掛けた賃料600文(月)1両が4000文として1両は12万円くらいなので、600文は2万円くらい。江戸時代、5文くらいでうどん一杯食えた。1文30円くらい。
菜々は、幽霊が出ると思わず口にしたお骨さんを相手に、値切って150文(5千円くらい)/月にします。値切り、上手い。

とはいえ、隙間風が吹き込みそうな、あばら家。150文でも高いのかも、というくらい。

ただ、このあと、あっと言う展開で、あばら家も修理されます。
さて二人の子供を引き取っても、食べていかねばなりません。
一旦赤村の叔父の元に行き、野菜を街で売るために分けて欲しいと交渉。いや、なかなか、菜々さん、強引。
この回、新たな人物が二人登場します。一人は隣に住む、椎上節斎。
いつものように、菜々に妙なあだ名をつけられています。「死神さん」
登場が夜、明かりついているあばら家を不審におもった椎上が近寄ってお化けに勘違いされて。菜々に水をかけられる、と言う場面設定。
幽霊さん、じゃなく、「(本名)しいがみ→(菜々のつけたあだ名)しにがみさん」
絶妙です。これまで、葉室さんの本ではなかったコミカルさ加減。
これは原作にあるのでしょうか。
団子べえとか、骨さんとか、

死神さんは隣で塾を開いているそうで、ちょうど、幼い子供のお兄ちゃんのほうの読み書きの師匠としてうってつけ、加えて、菜々が野菜売りしている間の妹のほうも死神さんに預けています。
なんだかんだ言いながら、菜々はちゃっかりしています。
さて菜々は雨の日も晴れた日も、路上で赤村で仕入れた野菜を売っています。
そこへ「お約束のショバ代払えや」と三下が絡んできます。
小さい子たちも、塾の床が抜けた(いったいどんなあばら家をお骨さんがかしているのやら)と言って抜けだしてきた、と言ってます。
子供たちが菜々に変わって三下に抵抗。しかし、菜々が棒で三下をうまくあしらってたおしたとき、二人目の人物、この三下の親分の巨漢、涌田権蔵が現れます。
地元の香具師でしょうか。
野菜を運んで売り棚になっていた大八車を倒し、これを持ち上げる大力を見せます。
妹のとよが声を上げると、涌田が凍り付き、大八車を下ろして、三下に野菜を素夏にするな、食え、とか言って引き揚げます
翌朝、菜々たちが住むあばら家を大工たちがきて修理し始めて涌田も現れて、こいつら俺に借金があり、そのかたにこのあばら家をなおすことになった。
と言う親切を見せます。理解できない菜々。
意外とあっさり、涌田は説明します。
涌田に昔4歳で亡くなった娘がいて、父親に酒をやめろと怒っていた、涌田権蔵も何度も改めようと思ったが、結局娘が生きている間にできなかった。
その自分の失くした娘と、「お嬢」と呼ぶとよの姿が重なったのでしょう。
ここでも、珍奇なあだ名登場、
涌田→らくだの親分
いやいや、ラクダは江戸時代、そんなに一般的じゃないっしょ?
死神さんも現れて、うちの塾の床も直してほしい、何だお前らお嬢の知り合いか?という権蔵に、死神先生、自分は兄正助の師匠で、教えている間とよの子守をしているのだ、という。
本当かな。

そしてお骨さんも、路頭にまよっているこの3にんを世話しているのは自分だとさも恩着せがましく言っています。
菜々の心の中で。風早市之進に、「多くの人に助けられながら、お子たち(とよと正助)は育っている、と話しかける。
このとよ役の女の子、は、この年で?と驚くほど、とよ役の何か、を理解しているように演じています。NHKの演出がうまいのかな。
本当にびっくりします。菜々役の人の表情や、目の動きもさることながら、なんだ、この演技の上手さは。。。決してけれんもなく、自然にそういうことが出来ているって凄い!

そして、その演技によってストーリーに引き込まれます。
菜々役の清原果耶さん、将来が楽しみな女優さんです。



5回目6回目

(5)(6)
このあたりから、事件の真相がはっきりします。
過去の、菜々の父親の一件の真相もはっきりします。

江戸送りになった風早市之進。江戸藩邸で、現藩主。先代藩主、重役が並ぶ中で詮議がはじまります。
ここで市之進は日向屋と轟平九郎の不正にふれ、かつての菜々の父、安坂長七郎の一件を持ち出します。そこで、重役の一人、イッセー尾形さん演じる、老臣柚木(ゆぎ)が、かつて安坂が証拠を持っていたと語っていたことを思い出し、市之進の詮議を先送りにすることを提案。
先代藩主も、その証拠が幕府の知るところになると藩が危うい、と言う言葉にビビッて、その証拠を調べろと命じ、それまで市之進の件は一旦置く、ということになります。
柚木は、かつて、安坂の事件で、だれも不正を知っていながら、保身に走って、武士の一分を遂げられなく、口をつぐんでいたことに後悔していることを牢の市之進に話します。柚木はそのことがあって酒浸りになって昼行燈を装っているのでしょう。

市之進が追及し、藩政改革の障害だった、江戸藩邸での藩費使い込みの不正は、かつてと同じく先代藩主と藩お抱えの商人、日向屋の画策。そこに日向屋とゆかりの深い轟平九郎が加わっています。

日向屋の女中に、市之進の祖父が産ませた子供が轟平九郎。
つまり、轟平九郎と風早市之進は伯父甥の関係。
轟平九郎は、風早家に入れず、日向屋の庇護にあり、日向屋は、先々の陰謀の為、平九郎に恩を着せて歪んだ育てかたをしています。
日向屋と轟の間に、血縁がないのでしょうか、単なる父親代わりになって育てただけなのでしょうか。日向屋の轟平九郎への接し方が異常すぎて、ただ、日向屋が雇っていた女中と藩の執政との間の子を引き取っているだけには見えませんでした。

菜々の父、安坂長七郎は城中で濡れ衣を着せられての切腹となっています。日向屋の関りを証明する文書を持っていると告げています。このことを柚木がおぼえていたのでした。

その詮議の場面を桂木から聞いて知った菜々
父安坂長七郎の遺品を調べた菜々は儒学者・椎上節斎(死神先生)の協力で不正の証拠を発見します。
市之進をチクった桂木も平九郎にさんざんにされてけがをしながら菜々の家に逃げてきて
追ってきた轟が、安坂の文書を奪いに乗り込んで来ます。そして菜々も抵抗しますが、それを救いに来たラクダの親分は斬られて大怪我をします。
平九郎は、安坂の遺品の文書をその場で焼きすてますが、実は、本物の文書は別の場所においてあり、焼き捨てたほうは死神先生に書いてもらった写し、であるとすぐに秘密を明かします

ここまで、人間には2種類あることが描かれています。原作者の葉室さんがテーマにしている部分だと思われます。

信じる者がいる人間、そもそも人間を信じることができない人間。

菜々が轟に証文を焼かれたときに轟に「可哀相な人」とつぶやくシーンがあり、
菜々は「だんなさまは武士の志を信じ、お仲間を信じ、お身内を信じておられます。でもあなたはなにも信じてはいない。」という菜々に轟は「だからなんだ!」と返します。すると菜々ちゃんは「かわいそうだといったんです!」と返します。

その場に駆け付けたお骨さん、死神先生、だんご兵衛さん、だんご兵衛さんが券を抜き、轟に対峙し、斬りあいになれば、この一件隠し通せないぞ、そして、いくら轟でも、剣術指南役のだんご兵衛を斬れないと脅し、轟を追い払います。


轟平九郎が、親代わりの日向屋に、信じるものがあるかどうか聞く場面があります。
日向屋は人間は特に信じられない、と言い切って彼は、人間とは裏切るもの、と規定しています。

隠していた証文は、現当主の若様の目にあたらないと意味がないと考えて、その場に集まっただんご兵衛さんが、若様が藩にくるときに直訴するべきことを告げます。
こうやって様々な人が菜々を助けてくれます。

この種あかしに限らず、事件の謎あかしが意外と早く、わかりやすいのも、葉室さんのお話の特徴かもしれません。

種あかしを先にしていても、ストーリーのピークはまだまだこれから、と感じさせて、ハラハラさせ続けるのは葉室さんの筆の力ですね。

文書を焼き捨てた轟は牢の市の進に罪を認めれば助けてやるといい、許嫁として、助命を求める雪江を使って、市之進にゆさぶりをかけます。
雪江に、市之進が罪を認めないと、子供の命までも危ないと風早家を救えるのは雪江だけと吹き込み、雪江に市の進に罪を認めるよう求める文書を出させます。
雪江に、菜々の存在が市の進を支えていると、嫉妬をあおるように言い含める轟。


さてお子たち(正助ととよ)は、雪絵は市の進は江戸から戻ってきたら祝言をあげると言って雪絵がひきとり、とよがあわれ泣き叫ぶ中、菜々から子供たちを奪っていきます。
市之進の妻佐知との約束が守れなくなったことに泣き崩れる菜々。




そしていよいよ次回、最終回へ。どうする、菜々!












0 件のコメント :

コメントを投稿