氷点下近い気温で、車のフロントウィンドウは凍っています。
見上げると、比較的高い位置に満月が煌々と輝いています。月の海と呼ばれる平原の形をカニとみれば下を向いており、もちをつく兎とみれば耳のほうが下を向いて、頭から地平線に落ちていくように見えます。
昨日、北海道でマイナス36度を記録したとか、ようやく網走に流氷が接岸した、というニュースが流れていました。マイナス36度って！！
【月の海とケプラー】
凍てつく早朝の満月でしたが、黒い部分は兎とか、カニとか国や地方によっていろいろですが、この部部は月面上では平原、地球から見て、海と呼んでいますが、水があるわけではありません。
まだ、太陽系そのものが形成される初期、地球などの惑星、は熱い岩石が溶融したマグマ塊のような状態。月はこのドロドロの岩石が千切れて出来た、という説と、遠くにある、同じような溶けた岩石の塊が地球の引力に捕まった、という説があります。
この岩のドロドロ、冷えて固まる最中に、その周りの小さい岩が重力にひかれて隕石になります。
隕石は
クレーターを作ります。月の白く輝いて見える部分はこうしたクレータの集まりです。
黒い海の部分はドロドロが固まる前に隕石となる小さい岩があらかた落ちてしまっていたので、その部分はドロドロが隕石クレーターで凸凹にならず、平面になった部分です。また地球側の月の表面は小さい岩が地球のほうにおちてしまったため、海と呼ばれる平原ができやすかった、とも言われています。月の裏側は地球から見ることはできません。諸説あります。
月の公転（地球を回る回転）の速度と、月の自転の速度の関係で、月は半面しか地球に向けてないためです。
なので、月の裏側はクレーターだらけで白く輝いています。
月の黒い平原部分を海と呼んだのは、ドイツの天文学者、ケプラーですが、彼は、
イタリアのガリレオ・ガリレイと同様に望遠鏡を作成して、天体を観測しています。
その結果、地球を含む太陽系の惑星の軌道が円あるいは楕円であることを証明して有名になっています。ケプラーの第一法則といいます。
望遠鏡の接眼レンズの種類で「Ｋ」と書かれたレンズがあります。
昔、私はケプラーの事だと勘違いしていました。
正確にはＫはケルナーといい、かなり一般的な接眼レンズです。
接眼レンズには、ＨとかＫとかＯｒとかがありますね。Ｏｒはオルソと言います。（オルソスコピック）
広角な接眼レンズです。
朝方曇って、お昼になっても雲の多い空模様で、たまに日が差しますが、日中は少し冷たく強い風が吹いていて、散歩は厳しい修行でした。
午後も雲の多いまま。夕方まで雨が降ることはありませんでした。
明日はお休みです。温泉にでも行くかなー。
充電して、SBのモデムを送ったら温泉に行くかな。
【休日の谷間の日本、春節明けの中国の一部】
会社では今日は休日の谷間とあって、私の所属する部署のグループは20人くらいいますが、１／３お休みをもらっていました。中国の春節は、多くの場所（エリア）が昨日までで、武漢のみ１４日までになっています。
とはいえ、上海の同僚は自宅でテレワークになっていました。
お客さんも、一部はお休みを継続、生産していても、一部のみ、というような状況。
少しづつ、同僚からもメールが来るようになって、少し安心しています。
いつまで続くかわからんけど、いずれは必ず、収束するので、今少し辛抱、というところでしょう。
【山川異域、日月同天】
早朝の月で今日のブログは始まりましたが、日本から中国への支援物資を送ったHKS（漢語＝中国語検定）の日本事務局をしている日本青少年育成協会の箱に書いた文言に感動しました。それはこれ↓
１３００年前の漢詩の一部ですが、詠んだ人は日本人、皇族の一人、長屋王（ながやのおおきみ）
です。
長屋王が唐に送った千着の袈裟に「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁」と刺繍されていた。これに心を動かされた鑑真は日本行きを決意したという、という由来があります。
日本霊異記や、藤川桂介の「宇宙皇子」にも出てきますが、天武天皇の孫です。
天武の子、父と共に壬申の乱で大活躍した高市皇子（たけちのみこ）の息子です。
優秀な息子がありながら、天武の後は女帝の（うののさらら、こと、）持統が継ぎます。
わけのわからない眠くなるような論争をしている、現代とは大きな違いを感じますね。
天武天皇の曾孫の聖武天皇の時代に、皇族のみの政権を狙っていましたが、藤原氏の反発を受け、藤原氏が主導するクーデターが起きて自殺に追い込まれます。（長屋王の変：西暦７２９年）
ただ、その８年後、クーデターを起こした藤原４兄弟はすべて天然痘で死亡します。
天網恢恢疎にして漏らさず、です。
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