時期的にはお盆休みになりますが、先月墓参り済ませました。
会社も8/13~15は休みなのですが、この期間中は食堂は開いており、初日だけ、お昼ご飯を社食で取りました。
前夜ペルセ流星群を眺めている深夜も乾いた風が吹いていたのでひょっとしたらそうなるかもしれないなと感じましたが、13日の熊本県(九州各県も)、フェーン現象で激しく気温があがりました。
日田で39.9度だったらしい。
熊本市で38.1菊池で38.4度。じりじり焼けそう。
剣客商売全集 8巻前半 「二十番斬り」 (おたま、二十番斬り)
剣客商売の作品としてはこの8巻の作品で最後になります。別冊もあるらしいのですが。
図書館では見たことがない。
せっかく面白い作品を見つけたのですが、これでもう読み終わると思うと、寂しいです。
といいつつ、今の時点で読み終えています。小兵衛はまだまだ生き続けるようです。
最終巻の最後の話時点で、余命が30年近くあるのです。
剣客商売は小兵衛とその息子大治郎が主人公ですが、お話的には、
その周りの個性豊かな、江戸の町人kお兵衛の友人たちが大きな存在です。その多くの友人や仲間が小兵衛が亡くなる前に死んでしまう。ことになっています。
恐らく、小兵衛の最後は孫、小太郎が立派な人物になっているでしょう。
ただ、時代の波の大きさが大変なもの。幕末明治維新を迎え、小兵衛の予想通り、侍の世ではなくなります。剣客としては生きていけない世になります。
ほぼあらすじをかいてしまっておりネタバレになります。ご注意ください。
おたま
小兵衛とおはるがおたま、と呼ぶ白猫は小兵衛の隠宅に迷い込んで居ついたのは一昨年前、おはるは嫌がったが小兵衛に懐いて一年前の梅雨に一旦居なくなった。それが一年ぶりに姿を見せ、小兵衛を誘うそぶりを見せる。
おたまは、木立や竹藪に囲まれた一軒家に小兵衛をさそいだす。中に人がいる気配がする。小兵衛は二年前、通りがかりに無頼の浪人に暴行を受ける老人を救ったことがあり、その事件の時、一部始終を見ていたのがおたまだった。そのことを思い出して、意を決して、一軒家の中に踏み込むと、大男の禿げ頭の老人が猿轡をかまされ後ろ手に縛られて、女が三人の男たちに強姦されていた。小兵衛はなんなく三人を追い払った。また老人に見おぼえがあったが、老人のほうは覚えていないようだ。四十年ぶりの再会。老人の名前は夏目八十郎という。
この事件には裏があって、女の動きからそれを察した小兵衛はこれを見抜く。女は老人のお金を目当てにしているが、老人との関係も清算したいと思っており、自らを餌にして、三人に襲わせた。三人の無頼たちと女は一味だった。
夏目八十郎はかつて小兵衛の師匠、辻道場に入って八年目に、ほうぼうの道場を渡り歩く、夏目に辻道場であった。しかし、当時、夏目は強く、小兵衛がけいこで一度として勝てず悔しい思いをしていたのだった。
弥七によると、夏目は大変な猫好きらしい。四十年もたつと、ひとはすっかりかわるものらしい。・
小兵衛が猫と関わる話はまえにもありました。
おたまでは、前に小兵衛が買っていた黒い猫のくろ、という猫も登場します。
小兵衛によると、猫は人間以上に周りに気を遣う生き物で、あるらしい。
二十番斬り。
やや長編です。
前にも書きましたが、ざっくり書くと、
小兵衛の若いころに師匠から剣だけなく人生の支えとしても面倒を見てほしいと頼まれた門人仲間がいました。
その門人仲間の息子に関わる事件に小兵衛が関わる「二十番切り」。
十番斬り同様、二十人をばったばったと倒していきます。、傘徳さんの表現を借りるとゆらりふらりとした動きで倒していきます。最後の一人は番傘で倒すという離れ業をみせます。
門人仲間の隠された秘密、師匠辻平右衛門との秘密の関係が明かされますが、この息子は最後まで真実を小兵衛に直接語らないままでした。
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