2018年9月4日火曜日

颱風飛燕とか、GFが7nmデバイスの製造を永久に断念したそうです、とか、ダン・ファス氏インタビューとか。

すっかり9月入りを忘れるところでした。
月変わりのTOP画像を更新しています。

颱風、飛燕、大きな被害を近畿にもたらしたようです。高潮の影響で水浸しになった大阪空港に3000人が孤立しているそうです。
熊本は少し雨が降ったくらいで、風は昨日からさっぱりです。秋の生り物が落果するというほどの影響がなくて何より。これからさき、東北や北海道は注意です。ま、注意と言っても。何ができるのでしょう。

熊本は明日は一日中、晴天になる見込み。


仕事柄半導体のニュースを見ますが、先週末に、ファウンドリー大手の一角の米GFが7nmデバイスの製造を永久に断念したそうです。この話はいずれ数日中に記事にします。


今日のロイターのインタビュー記事に
インタビュー:貿易戦争など警戒、ディフェンシブ態勢で好機待つ=ファス氏
米資産運用会社ルーミス・セイレスの副会長で「債券界のウォーレン・バフェット」とも称されるダン・ファス氏(84歳、運用歴60年)は東京都内でロイターのインタビューに応じ、旗艦ファンドのポートフォリオを一段とディフェンシブにシフトさせていることを明らかにした。
「世界経済、また先進国および新興国の大半の経済は今のところ堅調だ。しかし、(米国が仕掛ける)貿易戦争から『かなりの』ストレスを生んでいる。政治が貿易に介入することで、経済の好調さが損なわれる恐れがある。実際、一部にその兆候が出ている」

今はこんな人がいるのですね。債券の世界だと、PIMCOの「債券王」ビル・グロース氏かと思ってました。
かつてはPIMCOの、というよりビル・グロース氏のFRBとの癒着が噂されたのですが、PIMCOは権力(当局)側の団体、という見方がありました。
では、ダン・ファス氏はどうなんでしょう?
現在の、アメリカは、経済のことなど全く無知な不動産屋の金髪田舎おやじの大統領がどう言おうと、アメリカにとっての外国に不当な貿易不利益を被っているとは思えないほど、好景気に沸いています。
田舎者金髪おやじの言葉こそがフェイク(偽言)と言わざるを得ません。むしろ、現大統領の存在こそが、不景気への階段に、アメリカを突き落とす、きっかけになりうるでしょう。
ファス氏の見方も、同じような見方です。これには政治的な思惑は一切入っていないでしょう。
足し算と引き算ができる子供でもわかる、ごく簡単なことです。
「事業会社の世界では、目先にトラブルの到来が見込まれる場合、一旦停止するというのが定石だ。企業による発注キャンセルの動きが出始めれば、景気が方向転換するのに時間はかからない。そして、その影響はレバレッジ効果を持ってレイオフなどを引き起こす」
「そうなると経済はあっという間に急転換を余儀なくされる。似たことは過去にもあった。私は60年の運用キャリアの中で、何度かそれを経験している。貿易戦争、ビジネスへの(政治)介入、(経済)制裁─これらは、米景気を下押しする可能性がある」
そんなごく当たり前のことを言っている、ファンドマネージャーは当局側にいるのか、どうか?

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