2020年1月5日日曜日

12月29日、晴れ、9時起床、3度。【父のまなざし】

12月29日、晴れ、9時起床、3度。気温は群馬県伊勢崎市近郊の値。


この日、父が収容されている特別養護老人ホームに行く。
ここは継続的には滞在ができないそうだ。
特養にもいろいろあるのだな、と知る。

比較的明るい場所。一室に父がベッドに横たわっている。
世話をしている人の数は少なく、雰囲気は悪くない。比較的静かな感じはした。
見舞いの様子。
父(要介護4)82歳、母(要支援2)81歳。(今年で)



【父のまなざし】
自分が以前、突発性難聴や、腰椎の圧迫粉砕骨折で入院していた場所のほうがうるさい人がいて叫びまわっていたので。。。
そういう人が居ないので静かなのかも。
痴呆が進むとそういう人も出てくるのだ、が。
父に理解できるかわからないが、熊本にいどうしてもらい、自分が面倒を見るようになることを伝える。
今の、父が建てた群馬の家に戻れなくなることも。

「面倒をかけてすまんね」、と力弱く言っていた。
いつからだろうか、父のまなざしが弱くなっていたのは。
父は恐らく若い頃からまじめで人一倍がんばってきた人だろうということは、その生い立ちで知っている。兄弟からも恐れ敬われている父ではあった。若い頃の父は無口で怖い人だった。怒鳴りつけるような起こり方はしないが、一度、定規で足を叩かれたことがあるが、手を上げられたことは無い。
が弟に当たる叔父も怖いといっていた。
妹の叔母は優しいといっていたが、おそらくどちらも父の本当の姿だろう。
バスで躊躇い無く老人に席を譲る積極性があり、世の不正義を許さないような強いまなざしが自分が子供の頃には確かにあった。
そのまなざしがいつの頃か弱くなっていた。


























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