2018年3月27日火曜日

世論とはマスコミに左右されやすく為政者から操作されやすく、危ういもの 

書いて見ると、
表題は、極当たり前の様な気がします。

二〇世紀最高のジャーナリストと言われる、アメリカのウォルター:リップマン、彼の著作に「世論」があります。原題はpublic opinion
彼がこの本を書くきっかけになったのは第一次世界大戦へのアメリカの参戦に深く関わりがあるのですが、

人は信じたいものを信じる、見たいと思う現実しか見ない、ということは、かれこれ1000年以上前に真理とされてますが、シーザーならぬリップマンは、「世論」でマスコミや疑似環境やステレオタイプといった言葉を駆使して
現代の人が世論や社会的な意見を形成する上での注意点を訴えかけています。端的に言えば、マスコミは、
為政者にとってコントロールしやすいもので、世論はまたその影響を受けやすい

今回日本の政治で起こっているのは、その事件前に政府が、世論を誘導コントロールし、そんな世論操作なんてしてませんよー嘯いていたことに、むりくり操作する中で無理強いして従事させていた官僚が、もう我慢できません、と音を上げたことが原点なのではないかという気がします。世界でも日本の報道の自由度は低いですからね。今の日本政府はシリア並みと言っても言い過ぎじゃないかも

リップマンは、世論の本質とは、情緒にある、と。
この為、世論とは実態の掴めない、危うい存在。悪賢い指導者は、この世論の流れをいち早く気づくがキづくだけではなく作り出すことを考える。黒幕のなんちゃら会議とか神道なんちゃらが考えていそうなことです。

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