2019年1月14日月曜日

今日も冬とは思えぬ暖かさ。剣客商売全集 別巻 黒白の感想とか。(7)

3連休最後の今日もそれほど寒くない朝でした、昨晩のうちに雲が晴れて、そのまま明けたようです。その割に放射冷却の影響はなくて冷え込まない朝でした。
3~4℃くらいでしたでしょうか。寒のうちとは思えませんねえ。

久しぶりに、朝からすっきり晴天でした。年明けの元旦の頃の熊本の空模様はよくわかりませんが、今朝は自分が熊本に戻って以来の朝からすっきり晴天じゃないでしょうかね。それまでは関東でずっと朝からすっきり晴天が続いていましたので。
そして昼、お昼ご飯を食べるため、行きつけの堀川に近い食堂に行きましたが、冬とは思えないあたたかさでした。風からして、ややホンワカ暖かい感じ。
こんな日は八景水谷公園に行けばカワセミが見られるかもしれないな、と思いつつ、行きませんでしたが。
今日のお昼ご飯は野菜炒め。


道を行きすがら、通り過ぎていく車の中には、晴れ着姿の新成人をちらほら、見ました。
昨日、今日が成人式の人もいるのでしょうね。

天気予報を見ると、熊本は明日は午後から雨の予報になっていますが、恐らくそれほどの大雨にはなりそうもありません。


2018年12月になってすぐに借りた剣客商売全集の別巻の事を載せるのも、延び延びになっていました。ついに年を越してしまいました。
といっても、もうすでに過半。佳境にさしかかっています。
感想を上げるのは滞っていますが、実際の読書はすでに全部読み終えてしまっており、ちょっと寂しい感じがあります。今週末に返却予定です。それまでに感想は終える予定です。

例によって、礼の如く、感想と言うより筋を追いつつ、コメントをさしはさむ形式です。なので、完全にネタバレです。ご注意ください。


ー桐屋の黒飴ー

市蔵は小兵衛の使いで下谷の三ノ輪に行きます。
市蔵は秋山家に引き取られ。三上が突然の発作で亡くなった後、道場は明応院に返されます。
明応院の和尚は、しばらくは道場を取り壊すことなく、そのままにしてくれると市蔵に言ってくれます。
三上家は娘に養子をとって、相続が許されます。市蔵はこうなると、八郎による道場復興をあきらめざるを得なくなります。
市蔵は秋山家にひきとられた際に、小兵衛にそのまま放っておくと死んでしまうと心配されます。
その心配はまんざらではなく、引き取って間もなく、心労から二か月、市蔵は寝込んでしまう。
もともと、秋山家にいた老僕、八助は、辻道場を引き払ってすぐ、秋山家で脳溢血で倒れたままこの世の人ではなくなっています。
三ノ輪に赴いた市蔵は、小兵衛の使いで三ノ輪にある、大関信濃守の下屋敷の留守居をしている福沢彦五郎に小兵衛の手紙を渡し、返事をもらって戻ります。
その途中、そば屋の小玉屋で柚子蕎麦を食べて、さらに小野篁をまつる、小野照崎明神で八郎との再会を祈り、振り向くと、なんと八郎と出くわします。
市蔵は八郎の足もとに駆け込んでかがみこんで、嗚咽しながらも八郎の足を必死に抱えこむ。
茶店で一刻ほど八郎は市蔵と邂逅する。八郎は市蔵に三日後、道場のあった目黒の明応院で再開を約し、二人は別れる。もちろん、こうなると、読み手として、市蔵は二度と八郎とは会えなくなるかもしれない、というハラハラが出てきます。嫌な予感しかしない。

市蔵は約束の日、一旦、明応院の和尚に会い、道場をしばらくそのままにしておくことの言質をもらい。明応院近くの目黒不動の門前にある桐屋の黒飴を買い求める。黒飴は八郎の大好物でした。八郎と小兵衛の文の黒飴を買い、約束の再会の場所である、鬼子母神堂
の前で八郎を待つが、約束の時間になっても、八郎は現れず、現れたのは五十過ぎの老女とみちがえる女だった。八郎の使いという女は八郎がここにはこられないということづけと、結び文を持ってきていた。その女はお信だった。お信は市蔵を目黒不動の裏門のまえにある料理屋伊勢虎に連れて行き昼餉を一緒にとる。お信は毎月の中ごろに自分が四谷の秋山道場に出向いて連絡を付けると市蔵に伝え、八郎に用事がある場合、高田の馬場の鞘師久保田宗七の家にお信の名前で告げれば、八郎に伝えることができることを伝える。


お信は「市蔵さんが波切先生のお言葉に従い、しばらく秋山小兵衛様の許で辛抱してくださるならいずれは波切先生と共に暮らすこともあろうかと思いますよ」と市蔵に力をこめて告げる。

この言葉は、どう考えても、お信が、お信自身に言い聞かせているような内容です。










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