2019年7月4日木曜日

7月3日、小雨。3時半に目が覚め4時起床。気温22度。【熊本県、梅雨入りから一週間】【ニュースは表面だけ読んでも事実は見えてきません。】【昨日の経済ニュースで触れ損なった半導体関係 日本側の非が大きい、外交政策】


7月3日、小雨。3時半に目が覚め4時起床。気温22度。昨晩、就寝が10時前。だったせいか、目が早く覚めました。
4時半には家を出て、5時過ぎに出勤。
いつもより早い出勤だが、昨日受けた、中国にいる、中国人の同僚の依頼を片付けるにはちょうどいい。
やや正統ではないデバイス向けの製造装置をお客さんが購入されて、その装置の導入検査のため、性能を示すデータを11年前のデータまで探して、同僚に送り、アドバイスもつけました。

なかなか、この件に関する御客さの装置への要求性能が厳しいと感じたからだ。

11年前のデータといっても、中国のお客さんの要求は厳しいし、そもそも、いわゆる液浸とかKrFというような正統な流れのデータではないため、中国のエンジニアも触れる機会が少なく難しいだろうと思われた。
編集してコメント作るのに、3時間くらいかかった。
もちろん英語で送らないといけないので、手間がかかりました。
お客さんの要求は厳しく、要求とまったく同一のデータはありませんでしたが、現地同僚の技術力を見込むと、一定の水準までは導入時に努力し、その結果を測定する状況を踏まえ、以降、お客さんと一緒に改善を進めて、お客さんがほしい水準に持っていくようにする。そうすれば、お客さん自身も手順や進め方を理解できるし、勘がよいお客さんであれば、後は自分でやるよ、という可能性もある。

というあたりをアドバイスしました。
中国のお客さんは、ほかの世界中のお客さんと比べると、製造装置の扱いが手馴れているわけではありません。むしろ素人といってもいい。
ただ、私たちの仕事は、管理ざっくり言えば、大学の実験室での実験に近いので、
データの取り方と、そのときの対応の仕方を随時アドバイスできれば、お客さん自身で、望む方向に進めるはず、車の運転も、交差点でのブレーキを踏み始めるタイミングと注意すべき見るべきポイントと、その際の危険性を伝えてあげれば、自分でうまくタイミングを計って、どんな曲がり角でも曲がることができるんじゃないか、という考えのもとでの指導アプローチです。


【熊本県、梅雨入りから一週間】
今日は雨は朝から昼もひっきりなしで降り続いていました。散歩省略。
午後、会社からも、京は不要不急の事情がない限り早期に帰宅するように、連絡してきていました。
夕方帰宅。
18時少し前にスマホに警告が届きました。レベル3が続いていますよ、の案内。
短期降水予報を見ると20時過ぎぐらいに熊本市付近は強く降る予報。
今年の梅雨は陽性だという話がありましたが、先週水曜の梅雨入りから今日までの一週間、さほど強く降ることはありませんでしたが、これからどうだろうか。
ただ、一昨日から続く雨で累積の降水量は多い。
まだ梅雨入りから一週間なので、このままさらに2~3週間も雨が続くと、大きな災害になりかねない。

心配です。



今朝、ブルーバーを見てて、釣り針?というようなニュースが。

日本株、下期リターンが上期上回る世界で唯一の資産か-JPモルガン
 
私は、むしろ、年後半(下期)は世界平均を下回ると見ています。
来年の景気の冷え込みが厳しいはずだからです。
2期先(1年後)の景気が厳しい見込みのとき、1期先(半年後)の株価は下落します。
相場は確かに経験上でも、よく言われる相場格言的にも、半年先を見ている気がします。
世界で見れば、中国株のほうが魅力的なのでは?
それにしても、上がるぜー、下がるぜー、という投資証券会社の記事はすべからく、釣り針が付いた記事とみるべきですね。
釣りあげられて、いい得物(カモ)にならないようにするべき。

今朝はブルーバーに珍しくトラ公の記事がありませんでしたが、
気になったのは「OPECプラス」というキーワード。
非OPEC加盟国の産油国の集まりを言うそうですが、具体的にどこを指すのか分かりませんでしたが、OPECを主導するのは最大の産油国サウジで、サウジといい関係なのが、OPECプラスで主導権を握りつつある、ロシア、と言う構図に感心を持ちました。アメリカじゃないの?というところ。OPECプラスにアメリカが含まれるのかどうか。でもアメリカが入っていれば、主導権をロシアに渡すわけがない気がします。
アメリカはそういった妙な集団に入ると束縛を受けるので、嫌がって入っていないのかもしれません。

OPECプラス、減産延長で合意-サウジに重い負担 
OPEC総会が実施され、6月末で期限を迎えた協調減産を2020年3月まで延長することで合意


【ニュースは表面だけ読んでも事実は見えてきません。】
テスラ、第2四半期納車が過去最高 株価引け後に8%上昇 https://jp.reuters.com/article/tesla-deliveries-idJPKCN1TX2SL
テスラが調子良さそうと言う話は先日来、イーロンマスクのつぶやきでも明らかでしたが、結果として現れたようです。
昨年後半、メディアからはさんざんたたかれていました。

でも、昨年の秋にすでに出ていた、周辺情報(パナソニックとか電極材料を作っている住友金属がフル生産)を集めると、これらのニュースがガセだったことは当時からも明らかでした。
昨年9月のブログ
今日は一日雨。モータリゼーション関連のニュースが気になりました。リーマンショックから10年目。
に、こう書いていました。

ロイターのインタビュー記事に、。

「住友金属鉱山 の野崎明社長は13日、ロイターとのインタビューで、電気自動車(EV)向けの電池材料事業はパナソニック とトヨタ自動車 向けに事業を行っており「それ以外のことは考える段階にない」と述べた。パナソニックが電池を供給している米EV大手テスラの生産も軌道に乗ってきており、住友鉱の正極材料工場も「フルキャパシティー」で対応している状況だ

というのがありました。
 間接的に、テスラの本業は順調に行っているんじゃないの?と思わせる内容です。
テスラは、なんとなく、世間から叩かれているイメージがありますね。

『ニュースは表面だけ読んでも事実は見えてきません。』

以下の話題でも、同様です。
日韓関係が取りざたされていますが、日本のメディアのニュースをそのまま表面だけ見ていると、絶対勘違いします。ご注意されたし。

【昨日の経済ニュースで触れ損なった半導体関係 日本側の非が大きい、外交政策】

一昨日、扱い損ねた経済ニュースですが、日本政府が韓国に対して、半導体材料の輸出制限をかけています。

昨日の予想通り、週明けのNYマーケットは上げてました。上げ幅は思ったほど大きくありませんでした。
S&P500種株価指数は過去最高値を更新したそうです。上値が限定的だったのは、国の指標で製造業の減速が示されたことが理由。
ISM指数の6月分が低下。新規受注が失速したようです。

半導体関連は私の仕事に直接関係するので関心が高いですが、この決定は正直韓国側にとって、表向きなんら痛痒も感じないのではないかと思います。
ですが、表向き反発や報復はあり得ると思います。
痛痒を感じないのは、日本が持っている技術などは、韓国でできないわけがない。
今回の規制は日本の企業の業績を圧迫するだけで、むしろ日本側の損が大きいのではないかと。
トラ公をまねても、戻ってくるブーメランに大して、速やかに矛をおさめるほどの決断力(の真似ができるのか?)が日本政府にあるのでしょうか。
いや、ないな。
落としどころが見えてこないのが一番の愚策。


半導体関連は私の仕事に直接関係するので関心が高いですが、この決定は正直韓国側にとって、表向きなんら痛痒も感じないのではないかと思います。
ですが、表向き反発や報復はあり得ると思います。
痛痒を感じないのは、日本が持っている技術などは、韓国でできないわけがない。
今回の規制は日本の企業の業績を圧迫するだけで、むしろ日本側の損が大きいのではないかと。
トラ公をまねても、戻ってくるブーメランに大して、速やかに矛をおさめるほどの決断力(の真似ができるのか?)が日本政府にあるのでしょうか。

私は、このメディア報道、政府による印象操作が大きい。と感じています。
そもそも最初に報じたのが、政界の東スポ新聞、産経、というところから、警戒が強かったです。
あんな東スポ的なメディア、信じるほうが頭おかしい。

G20でもほかのメディアが政府を持ち上げているのを見て、
課題から目をそらして、出来る事しかしてないじゃん、それで成果と言うのか?
と、疑問たっぷりでした。

喫緊のイランの問題なんて一行も触れず終い。世界で緊迫しているのは、この問題じゃないの?日本にとっても重要案件でしょ?安部スネオもわざわざ、がきの使いで言ったのに。
ただトラ公に正面切って言えないだけじゃない。
っていうところを指摘報道するメディアが皆無でした。
なのが、明らかに恣意的な情報&印象操作を感じました。

なので、日韓関係のニュースも、眉つば記事しか表に出てこないと思われます。

そのまま読みすすめるのは百害あって一利なし。
こういう操作をする側の意図は戦争でも企んでいるのかしら。
明らかなのが、戦争やっても良いぜの空気を作って憲法を変えたい向きの根拠づくりでしょう。
この空気は、大戦前の昭和一桁台の時代でもあったような雰囲気です。。。
恐ろしいねー自民党は。




【半導体といえば、AMATによる日立国際の買収】

一昨日のニュースで驚いたのは、むしろこちら。
アプライド・マテリアルズがKOKUSAIを買収、2500億円 

ライバル会社ながら、さすが、AMATだなーと思います。
日立国際は、縦型炉という、半導体製造装置の一種を販売しています。縦型炉は、あくまで、いくつもある半導体製造のいち工程で使用される製造装置にすぎませんが、
現在、電子デバイスの主流で、やや、峠を越えたもののフラッシュメモリーやDRAMの製造にはなくてはならない、重要な製造装置の一つ。
成膜工程を担当。
シリコンの薄い円盤の上で電子回路を作るのが半導体製造ですが、このシリコンの円盤を一枚づつ生産管理するのは、「枚葉処理」と呼びます。
一方この反対語は、バッチ式といって、25枚~50枚のシリコンの薄い円盤をまとめて処理します。縦型炉や、洗浄では多くがこのバッチ式です。
この処理のメリットは、コスト。
メモリーが安く手に入るのは、こういったバッチ処理が高度に管理制御できる技術のおかげ。
買収した側のAMATはバッチ処理の装置をあまり多く持っていません。枚葉処理が得意な会社と言ってもいい。
そういう意味で、技術的な補完関係にある、日立国際を買収したのは意味があります。後述しますが、日立国際は半導体製造だけではありません。
私が勤めている会社も同様の縦型炉を製造販売していますが、日立国際のほうが、装置価格も安く、技術が高いのか、押されています。
ただ、聞くところによれば、日立国際は少数精鋭の会社らしく、手広く商売するたちではないらしい。
メンテナンス関係などのアフターケア、私が勤めている会社のほうが良いと、お客さんに聞いたことがあります。
この辺は人海戦術が効果を示す部分があるので、会社規模の話になってしまうので、日立国際にとっても、いい話なのかもしれません。
日立国際は確かどこかの投資会社に買われたと記憶していました。今回の買収もその投資会社から買うのですね。

でも、相変わらず、AMATのM&Aのポートフォリオはいい所を突いてくると感心します。
むしろ、彼らにとっても急所だと思っている部分なのかもしれません。
ただ、私の勤めている会社との経営統合が破談になったのは、やはり成膜工程を持つ者同士の統合が独占禁止法に引っかかって問題視されたためでした。。。
AMATの欲しい部分が透けて見えるような気がします。

また今回改めて、日立国際のHPを見て知ったのですが、半導体製造装置だけではなく、センサーや通信技術も持っています。
なんと、前身が八木アンテナなんですね。
日立国際、日立電子や八木アンテナと合併してできた会社。
映像・通信ソリューションと成膜プロセスソリューションの2つの事業分野が柱でした。
まじ知らんかった。。。

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